仕事用の資料本を探しに池袋のJ堂へ行き、目当ての本は「経費で買ってもらおうっと」と買わなかったくせに自分のお楽しみ本を購入。
本当は、最近あちこちでウワサを聞く陸上小説「一瞬の風になれ」を探していたのだけれど、ふと平台に、これと合わせて紹介されることの多い三浦しをん「風が強く吹いている」を発見。こっちでもいっか〜と思って手に取ってみたら、なぜ?わたしの手の中にはその隣に並んでいた同じ作者の「シュミじゃないんだ」が入っているの???
でも最初の方をぱらぱらとめくって、某直木賞作家T村K女史の「G田刑事シリーズ」について触れてあるところがあって(しかも義兄とのカプが一緒らしいと知り)そのままお買い物かごへ。
家に帰って一気読みしてしまいました。

ああ〜。思い切り、心ゆくまでBLマンガが読みたくなった!
もちろん前半の有名どころはそれなりに押さえていたのだけれど、後半になるにつれて漏れが!
それにしても、本当にこの直木賞作家ったらセキララなんだから。

ISBN:4403220487 単行本 三浦 しをん 新書館 ¥1,470
エリス・ピーターズ、リンゼイ・デイヴィスと並ぶイギリスの歴史ミステリ作家だそうだ。
14世紀ロンドンで、検死官とその書記をしている托鉢修道士が連続殺人の謎を解く話。
ロンドンの町並みの不潔さは非常に伝わってくるのだけれど(笑)、それ以外の時代感覚は、前述の二人に比べると弱いかなぁ。
主人公二人のキャラ立ち(笑)にしても、いい線突いてるのにあと一歩踏み込みが足りないっていうか。一番キャラ立ちしてるのは幼い国王かも。この国王がこの先どうやって叔父である摂政から実権を奪っていくのか(その経過で、主人公sがどう絡んでくるのか)の方が気になって、シリーズの先を読みたくなります。

ISBN:4488219020 文庫 ポール・ドハティ 東京創元社 ¥840
カウンセラーが、犯罪被害者遺族の方からの聞き取りなどを交えて、突然犯罪被害者遺族になったときにどういった心の動きをするのか、どう対処すればいいのか、また周りの人はどう支えてあげればいいのかなどを解説した本。
カウンセラーだからか、書き方もやわらかく(というかほとんど口語)読みやすかった。犯罪被害者遺族に限らず、傷ついている人にどう対処すべきか、考えさせられた。

ISBN:4487754909 単行本 小西 聖子 東京書籍 ¥1,785
仕事で読んだ。

ISBN:4535584354 単行本 矢野 直明 日本評論社 ¥1,890
リンクさせていただいている秋林さんが「いい」と書いてらしたので、気になって図書館で借りてきた。
19世紀イギリスのラブ・ロマンス。
なんか、取り立てて大事件が起こるわけじゃないのに、訳あって素直になれない男女の心の機微を描いて飽きさせない。そして、最後のヒーローの説得が乙女心のツボを突く。
素適だわぁ。

と、言うわけで、ロマンス小説に必要な要素。
(1)素直に結ばれないシチュエーション
(2)二人の心の動きを細やかに追う描写
(3)最後の思いの丈の吐露
と、まとめてみました。
もちろんこれはBLにも当てはまるのであって、やっぱりBLはロマンス小説の変形なのだと思うのでした。

ISBN:4873762391 単行本 ジェーン・オースティン キネマ旬報社 ¥2,310
「スローカーブをもう一球」の、スポーツエッセイスト。
なんかもう、この人の文章は芸の域ですな。見習いたいです。

ISBN:4094025332 文庫 山際 淳司 小学館 ¥520
怒濤のタイムスリップ・ラブロマンス第12巻(第4部の3)。
ホントに怒濤のような展開だけれど、結構展開の途中のかったるい部分をすっとばして問題が解決されていくので読んでいてストレスがたまらない。ふつうの大河小説ならここぞとばかりに書き込むところでしょうに。これがラブ・ロマンス仕様?
それにしてもものすごい多数の登場人物が出てきて、しかもずいぶん前に出てきた人がいきなり再登場したりするので侮れない……。

そして、ロード・ジョンは作者に愛されてるなぁとつくづく。

ISBN:4789729303 文庫 ダイアナ・ガバルドン ソニーマガジンズ ?924
ギョーカイ人としては言いたいことはいっぱいあるが!!

でもおもしろかったことに変わりはない。
ひさびさにライトノベル魂を刺激されたぜ(笑)。

ISBN:4840233616 単行本 有川 浩 メディアワークス 2006/02 ¥1,680
仕事で読みました。
ブリタニカ、OED、NDB編纂の「プロジェクトX」。
時代的には17〜20世紀の話なので、「これはアウトランダーズの頃のことね」「これはマスコマの時代と重なるのね〜」と思いながら読むとなおたのし。トールキン教授の名前もちらっと出てくるし。

ISBN:4062583461 単行本 本田 毅彦 講談社 2005/11 ¥1,785
ISBN:4778310020 単行本 パトリック・マシアス 太田出版 2006/08/09 ¥1,554
ISBN:4535583676 単行本 野火 ノビタ 日本評論社 2003/10 ¥1,785
ISBN:4062559064 文庫 緋乃 鹿六 講談社 2006/09/02 ¥630
ISBN:4487794927 単行本 小原 秀雄 東京書籍 2001/09 ¥1,680
久々のBL小説。
柴田よしき「聖なる黒夜」が好きな人には、ほぼ同じツボですと言っておきましょう。
イケイケ女王様サド受け(+メガネ)好きにはたまらない。

ISBN:4813011306 新書 英田サキ 大洋図書 2006/05/26 ¥903
ホントは完読してないんだけど。

ISBN:4334961479 単行本 光文社 2003/01/24 ¥1,890
ISBN:4789729265 文庫 ダイアナ・ガバルドン ソニーマガジンズ 2006/07 ¥924
ISBN:4789729036 文庫 ダイアナ・ガバルドン ソニーマガジンズ 2006/06 ¥924
リンクしていただいている鴉さんのところでずいぶん人気があるらしいと知り、流行りものを抑えておくために読んでみた。

行商人が主人公で、商売の駆け引きで読ませるってのは画期的かも。
この賢狼ホロのキャラ造型もよいなぁ。
国王と貴族の関係、という意味での「契約」がこの世界ではどうなっているのかちょっと知りたい。(っていうか、そこだけちょっと引っかかった……)
続編はパワーアップしているそうなので、続きも読んでみます。

ISBN:4840233020 文庫 支倉 凍砂 メディアワークス 2006/02 ¥620
仕事本。
わたしは文系だけど、へぇぇ理系の学生さんってこんなことして論文書くんだ〜と関心した。

ISBN:4621077236 単行本 学術情報探索マニュアル編集委員会 丸善 2006/05 ¥1,680
リンクしていただいている南風1号さんのレビューを読んで、久々に木原音瀬を手に取った。
一時期は気が狂ったように(苦笑)木原音瀬を読んでいたけれど、痛い話が続いたころに、読むと落ち込みそうで離れておりました。
でも、こういう地味な、しみじみする恋愛ものは好きだなぁ。そもそも最初に木原音瀬にハマったのも「恋愛時間」からだったし。
大竹ともさんのイラスト&マンガもこの話にあってるし。
というわけで、大変楽しく読みました。

ISBN:488386300X 新書 木原音瀬 蒼竜社 2006/07/20 ¥900

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