【BL注意】

シリーズ最終巻。
普通にストレートだった人たちが、恋心に気づいて、ためらいつつもゆっくり近づいていく年の差カップルという、まさに私の大好物(笑)。
並行して連載されている「憂鬱な朝」がドロドロな愛憎劇なので、こちらはあっさり気味でそれもなおよし。

しかも明治期以降の古民家という舞台もわたし好み。
本当に楽しく読めました。
こういう、いきなりセッ■スしないBLって描きづらい出版状況になっていると思うので、本当にありがたかったです。

ラストの切り方については、秋林さんが触れてらしたのですが、
私はてっきり最終話は番外編だと思って読んでいたのでまったく気にならず(笑)。
ただ、秋林さんの感想を読んでから再読すると、確かに本編としてあれだけのページ数を割いて入れるエピソードだったかは疑問がわきますね。
邪推をすると、当初は入れるつもりで伏線も入れていたエピソードを入れ損ねてラストまで行ってしまい、伏線を回収するつもりで最後に1話つけようとしたら思いの外長くなってしまったとか。
もしくは、著者がこのエピソードを入れるのに格別の思い入れがあって、作品としてはおさまりが悪いことを承知の上で入れたとか。
または、著者が意図したほど事前の伏線がストーリーの主線に絡んでいなかったために、著者にとっては当然の伏線の回収が、読み手には唐突に感じてしまったか……。
連載で作品を発表するのって大変なのでしょうね。



お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索