実を言うと、この映画、今年20本目に当たった試写会です。(行かなかったものも含め、誘ってもらったものは除く)
筋金入りのパラサイト・シングルであるのだから、こんなちまちまとツキを使ってちゃイケナイわ、ほかにもっとドーンと大きなヤマを当てないと、と思うのですが、本人の舞台挨拶があるというので喜んで、こちらからリンクさせていただいている秋林瑞佳さんを(大雪のホクリークから/汗)お誘いして行ってきました。

とはいえ、わたしの中・高時代は洋楽全盛だったのですが、実を言うとわたしはあんまり洋楽というか音楽全般興味がなく、外れた方には恐縮ですが、ジョージ・マイケルにもさほどの思い入れはありませんでした。
そもそもの興味は、しばらく前に自分の中で盛り上がってた、ドキュメンタリ・インタビューのマイブームによるものです。

客層は、モノの見事に同世代(汗)。やっぱり、80年代に青春を送った人たちが多かったです。
開場時間に映画館に入って待っていると、背後のロビーのほうでざわめきが聞こえてきます。レッドカーペットが敷かれていて、どうやら本人ご到着の様子。
まあ、こういう場合の舞台挨拶なんて前の予定が押せ押せで定刻すぐには始まらないだろう、と思っていたら、ちゃんと予定の時間にカメラマンが入って来、司会の女性が挨拶をはじめました。
で、あっさりと本人の登場。会場大盛り上がり。
サングラスをかけ、黒っぽいスーツを着たジョージが壇上に上がります。今晩は来てくださってありがとう、だのなんだの、ありがちな挨拶をひと言。みんな拍手。
そんな中で鋭い秋林さんは、こっそり言いました。
「あっ、ケリーが来てる!」
(注:ジョージの男性パートナー。イギリスで同性婚が認められたので、結婚する予定だと公表している)
舞台袖に目を移すと、どこかで(っていうか秋林さんのサイトに貼ってあったリンク先で)見たことのある男性が!!
おお〜生ケリーだ!
なんて注意を奪われている間に挨拶終了。
「では、ジョージさんご退場です」

――ええっ?!

唖然とする観客の前を、あっという間に退場していくジョージ・マイケル……。
司会のお姉さんの
「大変短い時間でしたが、この短いところがまた貴重な時間で……」
などというフォローがまた涙ぐましく、観客はもう笑うしかないって感じでした(笑)。

映画は、本人をよく知らなくてもとても面白かったです。なにせ本人の人生が波瀾万丈だから。
(詳細はまた後ほど……)
試写会に当たったので行ってきました。
映画の画像は出なかったので、原作の本の書影をだしてみます。これも映画っぽいですが、96年刊の本なのでわたしが見てきたものとは関係ないです。

あしたも試写会があるので、実はずいぶんギリギリになるまで、この映画を見に行くつもりはありませんでした。よみうりホールは椅子がよくないとも聞きますし。(じゃあなんで試写会に応募したんだろう、わたし……)
なので誰かを誘うこともしてなかったんですが、つい昨日、アメリカ在住のひとの映画感想ブログでおもしろそうだと思いまして、また別のところで「ようするにこれ(原作)って18世紀のロマンス小説」というのを読んで、いきなり見に行くつもりに。

で。
行って正解でした〜!!
すんごい胸キュン☆(←わたしが使うとムリがある……)なロマンスで、もうどうしようかと! 2時間も座っているとお尻が痛くなるという噂だった椅子の上で、別の意味で身悶えてました。

随所にコミカルな描写があって、客席のあちこちでクスクス笑いが漏れてました。
イギリスの田舎の風景はうつくしいし、18世紀イギリスの風俗はおもしろいし、ファッションはジョージアンでかわいいし。
あと特筆したいのは音楽。
途中何か所かのBGMが、わたしの中の「イギリス近世を描いたちょっと古い懐かしい映画っぽい〜」というイメージをかき立てて、それだけで映画に奥行きを感じられました。

イギリス映画って、俳優は王子サマのようにキラキラしく美形なのに、女優は演技力があっても顔は(以下略)って人が多いように思うのですが、正直いうと、この映画では俳優も……でした(汗)。
主演のキーラはきれいだけど、パイレーツ・オブ・カリビアンの時にはあまり目立たなかった受け口っていうか顎のしゃくれてるのが妙に気になった……。きれいなシーンもあるのに、すごく普通に見える瞬間もあってなぁ。
そしてそれ以外の女性たちは、みな古風な顔立ちでどこかあか抜けないんですよね。でもカワイイんだけど。

で、ロマンス小説では女の子の夢を凝縮しているはずのヒーロー(一般的な、物語をリードする活躍をする男性、ではなく、ロマンス小説の場合は単にヒロインの相手役、程度の意味)が、なんでこんなに普通の地味な顔の人を持ってくるんだ!というくらい冴えない顔の人で、正直、最初は「当て馬の将校とくっつけばいいじゃん」とまで思っていました。
が!
(以下ネタバレ最後まで)





このヒーローが、自分のプライドがヒロインへの愛に負けて、自分の気持ちを自覚するところからがスゴイんです。
誤解によってヒロインにすげなくされてから、ヒロインに対して慇懃な態度を崩さないものの、目が! ヒロインを愛してるのに報われない想いの滾る、悲しそうな目を見るだけでもう、観客はキュンキュンし通しです!!
なんか、ご主人に叱られたでっかいイヌみたいだなぁと思ったら、最後にホントにイヌと並んで座ってるシーンがあって、ああ、やっぱりイヌだよ。人のいい大型犬だよ、と笑いそうになりました。
ほんと、ヒーローがこの俳優で正解ですね。

そんなわけで、ロマンス小説の文法を知らずに見ると脚本に不満な点があるかも知れませんが、ロマンス小説を楽しむつもりで行かれると、ホントに楽しめる映画だと思います。

ついでに。
この試写会は某HQ社も協賛していたらしく、映画が終わったら「おみやげ」と称してHQ文庫を1冊ずつくれました。
やっぱりそういう見方でよかったのね。
試写会に当たって、公開より一足先に見てきました。
試写会場に着いてから、舞台挨拶付きだって事に気づいた。挨拶したのは、タイトルいわく「彼」のほう、プレイボーイ役のダンカン・チョウ。映画では長髪なのに、いまは短髪にしていて、ご挨拶の受け答えは、きっちり模範解答で面白みはなかったけど、笑うと目が細くなってカワイイ。とてもプレイボーイには見えません。
かなり前の方に座ったら、周囲のお嬢さんたちは彼目当てだったらしく、登場したときから「きゃーっ」って歓声を上げて手を振っていたので、一緒になって手を振ってしまった(笑)。
ゲストはタレント&映画監督のダンカン。わかりやすすぎるよ配給会社……。
ダンカン氏はウケも狙いつつ誠実なところも見えて、それほど嫌な感じはしなかったんですが、同性愛をテーマにした映画だからか、撮影タイムになったらダンカン・チョウに抱きつくは頬にキスするは、ちょっとおふざけが過ぎましたね。わたしは笑って見てたけど、近くに座っていたお嬢さんが
「アレはやめてほしかったな〜」
と呟いているのを聞いて、確かに、たとえばこれがオーリだったとしたら、やっぱりこうして日本の芸能界におちょくられるのはイヤァな気分になったろうなぁと思いました。受けちゃってゴメンなさい。

さて、本編の映画の方ですが。
覚悟してはいましがた、ホントにまんま日本のBLマンガ・小説をなぞったような筋でした(笑)。プレイボーイと主人公の純情少年が、お互い気になって相手の様子を伺って、それでも自分から言い出すことができずにいるところなんて、もうジリジリっていうかドキドキっていうか、見ていて顔が赤くなるくらい身もだえました。そうしてようやく二人の気持ちが通じ合ったところのカタルシスなんて、もうっ!

ですが、一度は気持ちが通じ合ったはずなのに、プレイボーイの「同じ相手とは二度寝ない」というウワサ通りに主人公から離れていってしまいます。その理由がタイトルにもある「彼の秘密」なんですが。

……そ、それが理由かよっ!!(怒)

あまりにアンマリな理由なので、思わずシートのクッションを引きはがして座布団代わりにスクリーンに投げつけたくなりましたわよ! イマドキの雑誌掲載1話読み切りBLマンガでさえ、もうちょっとまともな「恋の障害」を考えるよ……。
最後の、二人が改めて気持ちを確かめ合うシークエンスなんて、もう、ベタもベタ、あんまりしょーもなくてスクリーンを見てられませんでした。

でも。
主役二人のはにかんだような笑顔がすっごい可愛かったので、すべて許す!(<何様……)
異性カップルでも同性カップルでも、見ているだけでほのぼのしてくるような仲好しカップルって、こちらまでシアワセになるじゃないですか。そんな感じです、この二人。はぁ〜堪能。

それと、主人公の友だちのオカマ役の子がキュートだったんですが、どうみてもえ×りか×きにしか見えなくてスゴク気になりました。
この、主人公のお友達3人組がステレオタイプなオカマで、なんだか結局、ゲイのためのゲイムービーではないんだな、って感じがちょっと残念でした。

じゃあ誰のためかっていうと、これは思いっきり腐女子のための映画でしょう!
ナマモノ腐女子ならば誰しも一度は
「もしわたしが1億円拾ったら、あの人とあの人の配役でや●い映画を作ってもらうのに……」と夢見たことがあるかと思いますが、それをそのまんまやっちゃった☆って雰囲気が漂ってます。
監督は20代の女性だそうですが、ぜったいお仲間に決まってる、と勝手に思ってます。

自分が恋したときのドキドキを思い出して、しあわせな気分になりました。
試写会に当たったので観てきました。
ロサンゼルス郊外の住宅地、サンフェルナンド・バレー。乾いた土地をつらぬく12車線のフリーウェイ以外なにもない土地。17歳のトーブは、ただ積み重なっていく日常から自分を連れ出してくれる存在を求めていた。そして、ガソリンスタンドで出会った風変わりな男ハーレン。どこか謎めいた雰囲気の男にトーブは惹かれ、海へと誘った。自分を大人の女として扱ってくれる年上の男性。トーブはハーレンとの恋に夢中になり、ハーレンもまた、彼女の美しさと純粋さにのめり込んでいく。しかし、ふたりの関係が深まる一方で、ハーレンの、時に常識を踏み外す行動が思いもしない事件を引き起こし…。


一時期、続けてノートン作品を見ていましたが、そのときのわたしの印象は
「この人が制作に関わると、妙に観念的っていうか小難しくなる……」
ということ。スムーチーでさえ、ただの脳天気な芸人さんでなく、なんか子どもたちの心と体の健康に心を砕くインテリっぽくなってしまって冷めてしまう部分がありました。
なので、この映画もあまり期待しないで見に行ったのですが。

面白かったです! 前半の恋人たちの話はおとぎ話のようにシアワセだし、後半のサスペンスフルな展開は先が読めず、固唾を呑んで見守りました。
が、見終わった後の後味はあまりよろしくありません……。
画面もうつくしくて、脚本にもソツがないし、最後はまあお気楽ではないにしろデッドエンドというわけでもないのに。
なぜだろう?

ノートンは、どこかおかしな人を好演してます。西部劇を意識したこの映画、ノートンの役どころも時代遅れのカウボーイ、ってことなんですが、うーんうーん。あの複雑な人間をノートンが演じたいと思う気持ちも分かる気がするし、ノートンでなけりゃ演じきれないとも思うけれど、やっぱりあの役は、見た目もバリバリカウボーイな人が演じるべきだった気がする……。

相手役の女の子はとってもかわいい。気の弱い弟役は、地味なキャラクタですがいい味出してます。メインの俳優さんは、後は姉弟のお父さんの4人なんですが、この絞り込んだ配役は質が高いと思います。

風景とそれを切り取るアングルは素晴らしい。どのコマを取ってもポスターにできるくらいのノリです。

それでも、やっぱり誰かに両手放しにお薦めできないのは、なんだかモヤモヤとしたものが胸の内に残ってるからなんだよな……。

さて。
先日からこの日記でコメント機能が使えるようになりましたが、わたしはコメントはまったく使わない設定にしております。
というのも、ここ以外にも掲示板やらブログやらミクシィやらをやっていて、これ以上いただいたコメントにお返事を付けることが難しいからです。
自分の読書記録を付けるためが当初の目的とはいえ、不特定多数の方の目に触れるところに意見を出しておいて、読んだ人からの意見は受け付けません、というのも失礼かと思いますが、諸事情お汲み取りいただけますよう。
タイの伝統的格闘技・ムエタイで、化粧をして試合に出る「オカマのプロボクサー」として有名になった選手がいた。
性同一障害に悩み、結局手術を受けて女性となったこの選手の半生を描く映画。
外国人記者が、引退したこの選手にインタビューを申込み、彼/彼女が語るという形式になってます。

私の心の柔らかい部分にさっくり切り込む映画でした。一般の評価はそれほど高くも低くもないようですが、正直、わたしの中では今年のベスト5に食い込む作品です。
話はベタといえばベタだし、キワモノ狙いもあるのでしょうけれど、一方でスポ根ものの王道をきっちり押さえ、もう一方では世間的な評価と、本当に望む自分の姿とのギャップに悩む青年の葛藤を真摯に描いていて、普通に面白いです。

(以下ネタバレあり)

特に感心したのは、世間での名声が頂点に達したとき、すでに崩壊の兆しが見え始めていて、成功の栄華で間延びする間もなくあっというまに心と体の違和感から転落に転じるテンポの良さ。

さらに、違和感がピークに達して性転換手術を決心させる舞台に、日本の女子プロレスの選手との虚飾に満ちた東京ドームでの
異種格闘技戦が選ばれていること。そこまでの過程で、主人公の内面の苦悩がしっかり語られているので、このイベントの軽薄さや嘘くささが、とくに我々日本人にはひどく堪えます。さらにその後で追い打ちをかけるエピソードを持ってくる監督(もしくは脚本)はソツがないです。

そして、主人公のジムでの一番の友だちと、インタビューをする記者の顔立ちがどことなく似ているっていうのも、はっきり描かれなかった別のエピソードを深読みできるようで凝ってます。(ま、これはわたしの深読みしすぎかも知れませんが/苦笑)

とにかく、いろんな人に見てもらいたいなぁ。
主役を演じた人は、もともとホントにムエタイでチャンピオンにもなったことがあるというすごい人で(この映画の主役に抜擢されたので現役を引退した)、試合のシーンは迫力あります。
地の演技も、素人とは思えないくらい自然で(いや、タイ人の演技だから分かりませんけど/笑)、このデビュー作でいきなりタイ国内の最優秀主演男優賞を取っちゃったほどです。

画面の絵柄もときどきハッとするほどきれい。まあベタっちゃベタ。コテコテっちゃコテコテなんですが、わたしがそういうわかりやすい構図が好きだからいいんです(笑)。
で、さらにビックリなのが、この監督、これが処女作で、それ以前はシンガポールで普通に会社員をしていたらしい……。
書影は異なりますが、本日「あらしのよるに」試写会に行って来ました。
原作は立ち読みで6巻くらいまで。映画ではその先が付け加えられているらしいというウワサは仕入れておりました。

で。ネタばれ(あまり)なし感想。

最近の日本のアニメ映画を観ていなかったのですが、ずいぶんと技術が向上していたのだなぁとまず感心しました。自然の描写がリアルで美しく、かなりびっくり。
オオカミも、デフォルメされているものの獲物を追う動きなんかはソレっぽく怖ろしく、きれいでした。
が。
ヤギ……。あの極度のデフォルメはいかがなものか。まったくヤギらしさの欠片もない、正体不明のあの生き物は……。ゆえに動きもなんかまったく動物らしくなくてそこだけ浮いてる。
そして、絵本の絵はラフだし言葉もそぎ落とされていて、読み手が想像で補っていた部分が、アニメでは全てあからさまに描き混まれているので余韻に欠けるというか。本当は、もっとシンプルなアートっぽいアニメで見てみたかった気がしますが、いまの「日本のアニメ」ではそれはあり得ないんだろうな、と思うとチト寂しい気がしました。

そして、細部があからさまになってしまったためにか、どうしても「無邪気な小悪魔(ヤギ)に翻弄されて破滅する不器用な男(オオカミ)」という図式にしか見えない(笑)。
とはいえ、絵本と比べて二人の逃避行に絶望感が感じられず、変に明るい話になってしまってオトナな読者としては残念でした。

DVD レントラックジャパン 2005/12/02 ¥2,500
売れない2人組のコニー&カーラ。彼女たちが選んだ最後の手段は、女装した男《ドラッグクィーン》になる事だった・・・。幼なじみのコニーとカーラは、幼いころからスターになる夢を抱き続けるが、今は田舎町の空港のラウンジにあるカフェテリアで、寒〜い「ショー」を披露し続ける毎日。そんなある日、ボスが殺されるのを運悪く目撃してしまった2人は、命からがらロサンゼルスへ・・・。新天地に来た2人は、身を隠すためにドラッグクィーンを装って、ナイトクラブでパフォーマンスを行うことに・・・。ドラッグクィーンとして人気者となり、『スターになる』という長年の夢に手が届きそうな2人だったが、コニーが女性として本当に付き合いたいステキな男に出会ったことで、ますます大きな障害となる・・・。『観ると、明るく、楽しく、ポジティブになる!』ハッピー・エンターテインメント・ムービー!! (amazonより引用)


「デス・トゥ・スムーチー」と一緒にレンタルしました。
「お熱いのがお好き」の男女を入れ替えたような話、ということは聞いていて、とはいえ元ネタを見たことはなかったのですが、こういうあらすじを一言(にはちょっと長いか)で言い表せられる話っていいと思うので、気になってました。
話はシンプルなので映画自体の尺も短くて、気軽に笑って見られるところは、まさに古きよき昔の映画っぽさに溢れてます。設定自体も「歌は上手いけどセンスが古い2人」っていう設定らしいし。
ドラァグクイーンのショウも派手で楽しい。もともとの曲も知ってるともっと楽しいんだろうなぁ。
主演の1人がトニ・コレットだということは知っていたけれど、もう1人(+脚本)が「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のニア・ヴァルデロス」だということに、見終わってから気が付いた……。あちらと同様、シンプルな分かりやすい筋で各所で笑わせるところがうまいなぁ。
そして、素の2人の全開の笑顔がすっごく楽しそうで、見ているだけで幸せになる。っていうか、わたしはニア・ヴァルデロス系の、口が大きくて笑うとぽこっと上がる高い頬の顔が大好きで、なんかあの顔に見入ってしまいます。
そして、女の子2人がきゃっきゃきゃっきゃしてる話に和んでる自分に気が付いた。ついこの前見た「下妻物語」とか、ニコール・キッドマンの「奥様は魔女」でニコールが友達の女の子ときゃーっ!(じたばた)としているシーンなんかも可愛かったよなぁ。なんだか最近自分の嗜好が変わってきてる? いまなら「マリみて」にはまるかも(笑)。

そしてなぜか「スムーチー」「ナイトメア〜」と続けて、意識しないで3本とも"歌って踊る"映画を選んでました。

DVD ポニーキャニオン 2005/05/18 ¥3,990
実はいままで見たことなかったんですが、先日見た「コープス・ブライド」が可愛かったのと、ハロウィーンなのでこれを借りてみました。

ハロウィンタウンの「カボチャ大王」ジャックは、偶然迷いこんだクリスマスタウンの楽しい光景に、すっかり魅せられた。彼を思うサリーの心配をよそに、ジャックはハロウィン風クリスマス計画に没頭した。 棺おけ型のそりに骸骨のトナカイ、絶叫モノのプレゼント、そしてサンタクロースの誘拐と、なんとも不気味なクリスマスが始まる…


やっぱり12年前の作品は動きも滑らかでないしどこか古びた雰囲気を漂わせているのですが、それが逆にハロウィーンのおどろおどろしさを感じさせてます。
さらに、ミュージカルの挿入歌がとっても楽しくて、つい一緒に歌いたくなってしまう。
コープスブライドは、動きがあまりに滑らかで、逆にCGっぽく見えてしまうのがもったいなかったかな、という気がします。そして、歌は目立つほどでなかったかな……チョコレート工場のインパクトの方が大きかったからかな……。
そして、みんなが「いぬ!」と言っている意味が分かりました(笑)。
キャラクターがみんなキモ可愛くて楽しい映画でした。

DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/11/23 ¥3,990
カイシャの隣のTSUTAYAから、レンタル料金半額セールのお知らせが来たので、「ハロウィーンだし、この前コープスブライドも見たから、まだ見てなかったナイトメア・ビフォア・クリスマスでも見るかなぁ」と思って借りにいったら、みんなそう思っていたのか(笑)DVDはすべてレンタル中だった。

で、なにをかりようかなぁとその辺をふらふら回っていて、ノートン先生のこの作品を未見だったことを思い出し、借りてみることに。

人気子ども番組の司会を降板させられたロビン・ウィリアムスが、後釜に収まって人気を博し、元恋人のプロデューサーともいい仲になったノートンを陥れて番組を取り返そうとする。

という話なんですが、ロビン・ウィリアムスが主役ってわけでもなく、ノートンが主役というほどでもなく、なんだかどっちつかずだなぁ。この二人の和解も唐突だし。脇役のキャラ立ちもすごいんだけど、その分力が分散しちゃって、結局印象に残っているのはノートン先生の笑顔全開の着ぐるみ姿だけ、という気も……。
で、ノートン先生はバカキャラに徹し切れない瞬間がほの見えて、先日NHKで再放送されていた「エドワード・ノートン自らを語る」で発言していた内容などを思い出したのでした。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/03/25 ¥1,575
茨城県・下妻に住み、ぶりぶりのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれながらも強力な生き様を貫く、嶽本野ばら原作のハイパーパワフルな乙女たちの純情物語。 「私はマリー・アントワネットの生まれ変わり」という発言をしたフカキョン嬢をTVで…


ケーブルTVでやっていたので録画して、3日に分けてちょっとずつ観賞。
最後にタンカを切る桃子が大変カッコよかったです。

DVD 東宝 2004/11/26 ¥6,300
異才トッド・ヘインズ監督が、1950年代のダグラス・サーク監督作に代表される、コテコテの「メロドラマ」の世界をよみがえらせた一作。オマージュと言うよりも、当時のスタイルをそのまま踏襲することに心血が注がれている。人種差別が根強く残る50年代アメリカの小都市で、主婦キャシーは夫が職場で男性と関係を持っている現場に遭遇。夫…


ケーブルTVで放送していたのを録画して観賞。
きっかけは、上記内容紹介の最後らへんに書いてあるとおり(笑)。
それはさておき、映画はいかにも50年代風なファッションに、色遣いに、あらすじに、と、なんだかステキにコテコテでした。そう、ロマンス小説でヒストリカル(というにはまだ半世紀前が舞台ですが)を読んでいるような気になって、わたしは好きでしたね〜。

肝心の部分は、えーと、ちょっと怖かったです(笑)。主人公の旦那を誘惑する青年が。

えーと、ちなみに昨日は甥・姪とまたハリポタの「アズカバンの囚人」を見ました。原作を読んでから改めて見ると、スッキリまとめてあって、説明不足に感じる部分もあるものの、スマートな脚本ではないでしょうか。

DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/07/16 ¥2,500
と、いうわけで実は今週は試写会3連チャンのハードスケジュールでした。
もうこんなバカな生活は止めると誓ったのに、最後の最後でオーランド主演作の試写会に、友だちから誘われたら断れません(笑泣)。

実はロードムービー苦手なので(大汗)この映画に関してはかなり複雑な心境で赴きましたが、蓋を開けてみればロードムービーなのは最後のちょっぴりで、そのほかにもいろんな要素がちょっとずつ盛り込まれていまして、それらのどれに焦点を合わせるかで印象がかなり違ってくるんではないかと思います。だから、アメリカ版のコメディタッチの予告も、日本版の感傷的な予告も、どちらも間違ってないです。

この映画ではこのいろんな要素を並べる構成がかなりあいまいです。
監督が実際に経験したことを元に映画にしたということも聞いていますが、本当に、経験したエピソードを淡々と並べたという感じで、そこから物語の筋とか、監督のメッセージを読み取るのは難しい……っていうか、監督はあからさまなメッセージを込めようとしていないような気がします。

まあ、その、なんだな。つまり、「考えるんじゃない! 感じるんだ!!」って映画だと思います。

で、監督の感性に共感するものを持っている人には、押し付けがましくない分好感が持てるだろうし、そういう要素がない人には「何を言ってるんだかわからない」ということになるんじゃないかなぁ。
だいたい、映画に使われている音楽に対してまるで思い入れがないと、ふーんで終わってしまってこの映画の一番のウリが理解できない……。

でもま、わたしはオーランドさえ出ていればそれでおっけーな人間ですから(大汗)十分楽しめましたです。
童話の原作者として知られるグリム兄弟を主人公にしたファンタジー。19世紀初め、フランスが占領するドイツで、悪魔ばらいと称して詐欺をはたらく兄弟が、呪われた森に住む本物の魔女と闘うことになる。テリー・ギリアム監督の演出により、兄弟を演じるマット・デイモンとヒース・レジャーが、これまでの作品とは違った新たな魅力を放つ一…


試写会にて観賞。

実はこの監督の映画は初めて見たので、どういう心構えで臨めばいいのか分からないままに鑑賞。
グリム童話のいろんな話のイメージをこれでもかとつぎ込んで、伝説と理知の価値観が入れ替わろうとしている世界観をうまく描いていたと思う。で、伝説=ドイツの深い森 であり、 理知=ナポレオンが革命を起こしたフランス軍 という図式で観客にも分かりやすく提示している。
森の中の赤ずきんちゃんや、狼男の造型、高い塔の上にいるお姫様とか、石棺に納められる12人の美しい少女たちのイメージがうつくしくも不安をかき立てて、もう一声、グリム童話の不条理感が出るとなんかすごくよかったような気がするんだけれど、そこはハリウッド映画なのでアクションにつぐアクションで、強引に悪者を退治して大団円。
ま、それはいいとして。
予告やポスターでは窺い知れませんが、グリム兄弟はどちらもヘタレで、特に弟(ヒース・レジャー)のダメダメさ加減は(メガネと相まって/笑)とってもキュート。その2人にオットコ前な女性(モニカ・ベルッチに非ず)が絡んでくる、という話です。腐女子的に、最後の最後で思わずこぶしを握り締めて「行け! 行くんだっ!!」と心の中で叫びたくなりますので、お仲間な方々はぜひ楽しみにしていただきたく。

あ〜、それにしてもヒース可愛い……。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」から12年経った、ティム・バートンのストップモーション・アニメ。
政略結婚ながら、初めて見たときから惹かれあうビクターとビクトリア。けれども、式の前日に森で宣誓の練習をしていたビクターは、誤って死人の花嫁の薬指に指輪を填めてしまう。甦った花嫁はビクターを連れて死者の国へ向かう。
ビクターは、はたしてビクトリアの元へ帰れるのか?
……というようなあらすじ。

試写会に当たったので行ってきました。

ネタバレはいたしませんが、まあ基本的に童話なので話の筋は見えている、っていうか予定調和っていうか。
けれど、優柔不断なビクターを間に、生者の花嫁ビクトリアも、死者の花嫁エミリーも、どっちも個性的で愛らしい女性なので、見ているほうとしてはどっちにも幸せになって欲しくてかなりジレンマ。

すみません、実は最後泣きました(恥)。

そして、今回は犬のスクラップスに悶えました。ああ〜可愛すぎる〜!!
今年のエミー賞を受賞したアメリカの連続サスペンスドラマ。
公式サイトから長めに引用。

飛行機が太平洋上のある無人島に墜落した。灼熱の太陽、煙、絶え間なく続く悲鳴…
そんな中、搭乗者の一人である医者のジャックが意識を取り戻す。最後に覚えているのは、突如、飛行中の機体が真っ二つになり、多くの人々が空中に放り出されたこと。
ジャックの目の前には、無残に破壊された機体と多くの遺体、そして助けを求めて泣き叫ぶ人々の姿があった。辛くも生き延びた人々を助け出し治療するジャックは、今まで漠然としていた医者としての使命感が自分の中に湧き上がるのを感じていた。

生存者はわずか48名。パニックに陥りながらも救出への希望を胸に、生き残る為、崩壊した飛行機を探り始める。そして、それぞれが心の奥深くに潜在していた精神力・生命力、心の中に潜む弱さにさえも気付いていく…。
医療の心得はまったくないながらもジャックと共に多くの負傷者を助けるケイト、困難な状況下でも暖かな心とユーモアを忘れず、冷静な判断力を失わないハーレー、ドラッグに手を染め落ちぶれたロックスターのチャーリー、出産を間近に控えたクレア、中東出身という理由で一部の生存者から差別を受けるセイド、元妻が急死し、9歳になる息子を引き取ったばかりのマイケルと母の死がもたらした新しい環境に馴染めない息子のウォルト、価値観・言葉の違いにギャップを感じている韓国人カップル、激しい人間不信から攻撃的になり孤立するソーヤーなど、人種も育った環境も職業も様々な生存者たちは、相対しながらも生き残る為にはお互いに協力するしか道はないことを感じ始めていた。

だが、機体の残骸から手錠や銃が発見され、生存者たちの不安は否応なく掻き立てられる。お互いに広がる疑心と不信、そして過酷な環境…。
しかも、この無人島には多くの秘密が隠されていた。
ジャングルから聞こえる謎の生物のうめき声は? 何故、飛行機は墜落したのか?パイロットは何故殺されたのか?何者によって?彼らは生き延びることができるのか? そして生存者たちの秘められたる過去が、今明かされようとしていた…。

公式サイト
http://www.axn.co.jp/lost/



ロード・オブ・ザ・リングでホビットのメリー役をやっていた英国人俳優・ドミニク・モナハンが出ているというので、先日やっていたプレミア放送(第1・2回)を録画して見ました。
いきなり飛行機が墜落し終わった場面から始まる掴みのよさ。まったく見知らぬ者同士が協力したり反発したりする人間模様。さらにそれぞれの過去をちょっとずつ見せて視聴者の興味を引っ張り、さらにはこの無人島の大きな謎も垣間見せて引きはバッチリ。
大変面白いドラマです。
サバイバルものの王道・真水の確保はどうしてるのかとか、死体は見せないお上品さ(生き残った人はほとんどケガなし。ケガ人は2人だけ)にも目を瞑ろうというものです。(笑)

で、肝心のドムは、ヤク中の元ロックバンドのベーシスト役で、これが意外と目立つのでびっくり。ヒーロー&ヒロインたちに常に絡んでなかなかおいしい役どころです。
あのこまっしゃくれた鼻が、彼を(けっしてヒーローにはしないものの)憎めない役にうってつけにしてるんだろうなぁ。

本放送が楽しみです。

DVD 2005/09/06 ¥7,137
『グラディエーター』などの巨匠、リドリー・スコット監督が、12世紀を舞台に、十字軍とエルサレムの関係を史実に基づいて描いた壮大なアクション絵巻。主人公はフランスで鍛冶屋を営んでいた青年バリアンで、突然現れた父の誘いで十字軍遠征に参加した彼が、父の意志を継ぎ、エルサレムに平和をもたらすべく苦闘する。バリアンの騎士とし…


発売日当日に買って帰りました。当然(笑)。
とはいえ、実はまだ特典映像と本編の気になるところを拾い見しただけなのですが……。
この作品も、劇場公開時には字幕が実際のせりふと大きく違ったり、筋を追っていない訳になっていたりしてDVD化に際しての字幕改善署名運動にまで発展しましたが、DVDでは、運動をした人たちからの提案内容がかなり受け入れられた修正が施されていて、安心しました。

指輪物語やオペラ座の怪人等、原作ファンが誤訳を指摘するとトラブルになったりするのに、こうして原作のない映画については誠実な対応を引き出せるっていうのはどういうもんだろうと思いますが……。
「なにはともあれ」劇場に足を運んだりDVDを買ったりしてくれるはずの原作ファンのことも、普通の映画ファンと同様に大切にしてくれるといいのに。
(企業体質・体力の違いとか、過去の経験から企業が学んだということかもしれませんが)

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/10/07 ¥4,179
犯罪の街「シン・シティ」を舞台に、これでもか、これでもかとハードなアクションが詰め込まれた一作。ロバート・ロドリゲスと、原作コミックの作者であるフランク・ミラーが共同で監督した。幼女連続殺人事件を追いつつも、犯人が権力者の息子だっかことから、逆に逮捕されるハーティガン刑事。一夜を共にした娼婦が殺され、復讐に燃える…


だってポスターのE.ウッドがメガネだったから。←それだけか!

モノクロ+一部原色のスタイリッシュな映像は、近未来的でなおかつノスタルジックな、ブレード・ランナーみたいな世界観で超ステキ。人の動きもアニメっぽくていちいちクール。
ストーリーは短編3つのオムニバスで、どれも「愛する女を命がけで守る」男のハードボイルド。モノクロの色彩で抑えられているものの、血は吹き出るは人体損壊は激しいは、で、暴力シーンが苦手な人には耐えられないだろうけれど、コテコテのハードボイルドが苦手な人にも耐えられないだろうな〜。
そして、守られる女がみんな美人で情が深くていい女。そして強い(笑)。女殺人兵器ミホという東洋人(演じているのはデボン青木)が、日本刀を両手でチャキっと構える様はツボ突かれます。シビれるなぁ。

ミッキー・ロークって、あれ特殊メイクですよね? ねえそうだと言って!

そして、ルトガー・ハウアーどこに出てたんだろう……?
最後までわからなくて、帰ってからネットで調べました。
アレかい?!

で、肝心のE.ウッドは。
ポスターではロングコートだったのに、映画ではほとんどシャツとアーガイルのセーターとパンツ(そしてメガネ!)という、学生さんのような格好で可愛かったです。そして最期は(以下ネタバレ)











魍魎の筐。
ボサボサヘアにメガネのイケてない女子高生ミア(アン・ハサウェイ)は、ある日、初めて会った祖母のクラリス(ジュリー・アンドリュース)から、自分はジェノヴィア国のプリンセスで唯一の王位継承者だと告げられる。ミアは、女王であるクラリスの元、プリンセスになるための厳しいレッスンを受けることになる。 プリンセスだとわか…


姪っ子はこの映画が大好きらしく、すでになんどもレンタルして、買ってしまった方が安上がりだったくらいらしい。
この週末も借りてきたというので、いっしょに見せてもらうことに。
先に2を観てしまっていますが、やっぱり1のほうがアイデア一発で成功していて安心して楽しめますね。
特に、主人公ミアがスタイリストの手にかかって美人に変身するところなんて、女の子の夢を余すところなく叶えていてツボ突かれ状態。ありがちな危機には素直に手に汗握ったりしました。
可愛い作品です。

DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/07/20 ¥1,313
近所のレンタルビデオ店でレンタル落ちビデオを投げ売りしていたので買いました。見終わったら甥っ子に上げちゃおうかと思って。

映画は、2巻で苦手だった「ハリー不幸どん底物語」がほぼ割愛されていたので、純粋に原作のイマジネーション部分を楽しむことが出来ました。
っていうか、いま一瞬、あの不幸どん底物語が鬱陶しいのって翻訳のせい?なんて思ってみたり。
これから、いちおう原作(翻訳)を読んでみますが、英語が簡単なら原書に挑戦してもいいかも?
(先日読んでたロマンス小説の英語の読みやすさにいい気になってます/笑)

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/10/28 ¥1,500

ちなみに、一緒に買ったスパイダーマン2も金曜夜に観てしまいました。これは何度観てもおもしろいよなぁ。
すでに字幕版を観ているものの、甥っ子姪っ子+その母親と4人で吹き替え版を観てきました。
一番心配していたのはウンパ・ルンパの歌う歌の部分でしたが、やっぱり不自然さが気になったり、歌詞がきちんと聞き取れなかったりしてちょっと残念でした。
そしてワンカさんの吹き替えもいまいち不自然な感じ。ワンカさんの表向きの表情や台詞と、隠してる部分の感情と、それが表情なんかににじみ出ている微妙な感じが吹き替えの声としっくりこなかった気がする。やっぱりアレでも(失礼)ジョニデは繊細な演技でワンカさんの複雑な内面を表現していたのね、とあらためて感心しました。

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