公共図書館の論点整理 (図書館の現場 7)
2013年7月27日 読書記録第5紀(10.12~)
おベンキョウの本ですので感想はナシで。
ここに載せるような本ではないのですが、読書点数をカウントしてるので入れてみました。
……あっ、これが第5紀の100冊目?! なんだか微妙に傷ついた。
今回は2年半かかって100冊。せめて2年で100冊くらい読まないとなぁ。
ここに載せるような本ではないのですが、読書点数をカウントしてるので入れてみました。
……あっ、これが第5紀の100冊目?! なんだか微妙に傷ついた。
今回は2年半かかって100冊。せめて2年で100冊くらい読まないとなぁ。
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図書館に通う―― 当世「公立無料貸本屋」事情
2013年7月7日 読書記録第5紀(10.12~)
昭和一ケタ生まれ、長らく翻訳権エージェントとして活躍し、引退後街の図書館に通い始めたおじいさんの、図書館にまつわるエッセー。
引退するまで図書館で娯楽のための本を読むようなこともしていなかったらしい人が、つまり業界人でもヘビーユーザーでもないけれど、出版流通については見聞きしてきた、という人が今の普通の公共図書館を使うとどう感じるか、という点がとても興味深かった。
例えば、副題に「公立無料貸本屋」とつけてしまうところから、もう自由な感じ。
印象として、図書館の現場の人ってこういうこと言われるとすごい感情的に反論しがちなんですが、
直接利害関係のない外野からの素直なアイデアが、現状の突破口になるかもしれないと
思わせる。
無理だよ、という前に、実現する方法を考えてみるといいかも。
引退するまで図書館で娯楽のための本を読むようなこともしていなかったらしい人が、つまり業界人でもヘビーユーザーでもないけれど、出版流通については見聞きしてきた、という人が今の普通の公共図書館を使うとどう感じるか、という点がとても興味深かった。
例えば、副題に「公立無料貸本屋」とつけてしまうところから、もう自由な感じ。
印象として、図書館の現場の人ってこういうこと言われるとすごい感情的に反論しがちなんですが、
直接利害関係のない外野からの素直なアイデアが、現状の突破口になるかもしれないと
思わせる。
無理だよ、という前に、実現する方法を考えてみるといいかも。
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丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)
2013年7月3日 読書記録第5紀(10.12~)
12年ぶりの待望の新刊は、サイドストーリーの短編集。
雑誌掲載の2編と書き下ろし2編。本編メンバーはほぼ出てこず、市井の人たちの話。
相変わらず読ませる話でぐいぐい引き込まれるんだ。
ただ、物語になるのはどうしても愚王の治世か王が不在かで世が乱れているときなので
読んでいて辛くもある。
それと、本編をしばらく読み返していなかったので、慶国の歴史ならなんとなく覚えているけどそれ以外の国についてはかなりあやしい。
戴国すらも。
やっぱりシリーズ読み返そうかな~。
雑誌掲載の2編と書き下ろし2編。本編メンバーはほぼ出てこず、市井の人たちの話。
相変わらず読ませる話でぐいぐい引き込まれるんだ。
ただ、物語になるのはどうしても愚王の治世か王が不在かで世が乱れているときなので
読んでいて辛くもある。
それと、本編をしばらく読み返していなかったので、慶国の歴史ならなんとなく覚えているけどそれ以外の国についてはかなりあやしい。
戴国すらも。
やっぱりシリーズ読み返そうかな~。
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だれが「本」を殺すのか
2013年6月4日 読書記録第5紀(10.12~)
誰が「本」を殺すのか
佐野真一は、「東電OL殺人事件」を読んですごいなぁと思いましたが、
そういったら誰だかに薦められた「阿片王」は未読です。
(だってハードカバーを渡されても通勤に持ち歩けないんだもの。)
でも、最近読んだ論文でこの本がこき下ろされていたので(笑)該当部分を読むために購入。
この本ももう10年以上前の出版で、文庫化に当たってその後の動向を加筆されているけれどもそれだって10年前の話。
それを差し引いて読んだとしても、著者は図書館業界の闇(笑)に対してはあまり切り込めていないしその気もないようだ。
というわけで、最初は初めから順に読んでいたけれどなかなか進まないので結局図書館関係の部分だけ拾い読み。
ここに名前が出てインタビューされたという人を知っているけれど、その人がいうはずもない間違いを実に微妙な言い回しでその人が言ったように書いてあって、ナンダカナァと思ったりしました。
これも、1年前に読んでいればまた感想も違ったかと思うのですが、
大阪市長のルポルタージュを雑誌連載第1回で休載・謝罪した後となっては、少々評価も辛くなってしまいました。
佐野真一は、「東電OL殺人事件」を読んですごいなぁと思いましたが、
そういったら誰だかに薦められた「阿片王」は未読です。
(だってハードカバーを渡されても通勤に持ち歩けないんだもの。)
でも、最近読んだ論文でこの本がこき下ろされていたので(笑)該当部分を読むために購入。
この本ももう10年以上前の出版で、文庫化に当たってその後の動向を加筆されているけれどもそれだって10年前の話。
それを差し引いて読んだとしても、著者は図書館業界の闇(笑)に対してはあまり切り込めていないしその気もないようだ。
というわけで、最初は初めから順に読んでいたけれどなかなか進まないので結局図書館関係の部分だけ拾い読み。
ここに名前が出てインタビューされたという人を知っているけれど、その人がいうはずもない間違いを実に微妙な言い回しでその人が言ったように書いてあって、ナンダカナァと思ったりしました。
これも、1年前に読んでいればまた感想も違ったかと思うのですが、
大阪市長のルポルタージュを雑誌連載第1回で休載・謝罪した後となっては、少々評価も辛くなってしまいました。
タマや
2013年4月17日 読書記録第5紀(10.12~)
金井美恵子 文庫 河出書房新社 発売:1999/06 672円
久しぶりに純文学を読んだかもしれない。
だらだらと地の文が続き会話も地の文で語られる文体に、初めは違和感を覚えたけれど、読み進めるうちに、普通の人は日常生活でいちいち文章を述語で切って終わらせたりしないものだよな、と思い直す。
そうであれば、この残●感ただよう文体が、ではなく、主人公のぱりっとしない生き方や、あえて答えの出ない日常描写や、偶然が多すぎて小さい世界に留まっている物語が、共感を阻害しているのかと思う。
突然、猫をおしつけられて、ぼくは困ってしまう。間もなく五匹の仔猫も誕生した。そこへ、気ままで、気の弱いおかしな人間たちが、次々と押しかけてくる。ぼくの密かな夢は、どうなってしまうのだろう?―猫を飼う青年の頼りないやさしさ、自分探しの哀しみ。現代の若者を描き切った、楽しい連作小説集。女流文学賞受賞作。
久しぶりに純文学を読んだかもしれない。
だらだらと地の文が続き会話も地の文で語られる文体に、初めは違和感を覚えたけれど、読み進めるうちに、普通の人は日常生活でいちいち文章を述語で切って終わらせたりしないものだよな、と思い直す。
そうであれば、この残●感ただよう文体が、ではなく、主人公のぱりっとしない生き方や、あえて答えの出ない日常描写や、偶然が多すぎて小さい世界に留まっている物語が、共感を阻害しているのかと思う。
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動物好きに捧げる殺人読本
2013年4月10日 読書記録第5紀(10.12~)人間のみなさんへ――ここに収められた13の短編には、象、駱駝、犬、猫、豚、鼠等、種族こそ違え、いずれも日ごろ口数の少ないわたくしども動物の喜怒哀楽が赤裸々に描かれております。あなたがた同様、わたくしどもも怨恨、正義、痴情、物欲等、いろいろな動機から人間を殺します。殺人の手段も多種多様で、たとえば……。
図書館でつらつら歩いていて目に付いた本。パトリシア・ハイスミス。
動物視点のものと人間視点のものがあって、動物視点だとつまり動物が擬人化されていて、ファンタジーっぽくなってしまうけれど、人間視点で、動物が動物らしい行動をとって事件が起こってしまう話のほうが凝っているように思う。難しいのはわかるけど。
ただ、人間視点の話だとたいてい、動物がちょっと歪んでる人間から受けた虐待の報復で殺しちゃう話なのでけっこう痛い。(鶏の話や、ハムスター、鼬の話。)
とはいえ動物視点のも面白いのがあって、Gの話はなかなか。一番好きなのは、(ソレとは関係ないけど!)猫の話。
ちなみに。
私はときどき、ハイスミスとテリー・ホワイトを混同する……。
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あしながおじさん (続)
2013年4月3日 読書記録第5紀(10.12~)
昨年、この年になってようやく「あしながおじさん」を読んだのだが、
http://yogiribook.diarynote.jp/201203181408164616/
続編があることは知っていたけれど、積極的に読もうと思っていなくて、先日図書館に行ったら見かけたのでようやく読む気になったもの。
前作は孤児である主人公のわくわくキャンパスライフwithロマンス、だったので気楽に読めたが、
今度は前作の主人公のお友だちの暢気なお嬢様による孤児院経営お仕事小説withロマンス(ほんのちょっぴり)なので、
違う意味でおもしろいというか。
ただ、20世紀初頭のアメリカにおける精神を病んだ人への偏見が読んでいてきついし、
サリーによる孤児院改革は、理事長様による無尽蔵な寄付金によって成功しているものなので
いろいろとすっきりしないところはある。
肝心のロマンス部分は、書簡形式による一人称小説だということもあるけれど、わりとあっさりというか、気が付いたら愛してました、という感じでいきなり最後にラブラブになるのでちょっと物足りない。
む-.
http://yogiribook.diarynote.jp/201203181408164616/
続編があることは知っていたけれど、積極的に読もうと思っていなくて、先日図書館に行ったら見かけたのでようやく読む気になったもの。
前作は孤児である主人公のわくわくキャンパスライフwithロマンス、だったので気楽に読めたが、
今度は前作の主人公のお友だちの暢気なお嬢様による孤児院経営お仕事小説withロマンス(ほんのちょっぴり)なので、
違う意味でおもしろいというか。
ただ、20世紀初頭のアメリカにおける精神を病んだ人への偏見が読んでいてきついし、
サリーによる孤児院改革は、理事長様による無尽蔵な寄付金によって成功しているものなので
いろいろとすっきりしないところはある。
肝心のロマンス部分は、書簡形式による一人称小説だということもあるけれど、わりとあっさりというか、気が付いたら愛してました、という感じでいきなり最後にラブラブになるのでちょっと物足りない。
む-.
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七番目のユニコーン
2013年3月20日 読書記録第5紀(10.12~)4月から、国立新美術館で「貴婦人と一角獣展」が開催されるという。
http://www.lady-unicorn.jp/
なので、以前読んだこの作品をテーマにしたシュバリエの「貴婦人と一角獣」を再読しようと家中を探したが見つからない。
代わりに見つけた、同じ作品をテーマにしたロマンス小説「七番目のユニコーン」を再読。
(以前の感想)
http://yogiribook.diarynote.jp/200605232121360000/
前に読んだときよりも、ロマンス小説に対する期待値が下がっていたというかロマンス小説の読み方が分かってきたからか、以前よりは楽しく読めたように思う。
ちなみに、シュバリエのほうは実は図書館で借りて読んだのでうちにあるはずなかったと、過去の日記で判明。
これを機会に購入しました。
http://www.lady-unicorn.jp/
なので、以前読んだこの作品をテーマにしたシュバリエの「貴婦人と一角獣」を再読しようと家中を探したが見つからない。
代わりに見つけた、同じ作品をテーマにしたロマンス小説「七番目のユニコーン」を再読。
(以前の感想)
http://yogiribook.diarynote.jp/200605232121360000/
前に読んだときよりも、ロマンス小説に対する期待値が下がっていたというかロマンス小説の読み方が分かってきたからか、以前よりは楽しく読めたように思う。
ちなみに、シュバリエのほうは実は図書館で借りて読んだのでうちにあるはずなかったと、過去の日記で判明。
これを機会に購入しました。
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模倣犯〈5〉
2013年3月13日 読書記録第5紀(10.12~)
長い物語でした。
途中、すでに語られた事件を犯人側から描写する、という部分が長くてちょっと中だるみしたりしましたが、やはり最後が近づくとノンストップになって、実は4巻後半から5巻は深夜3時まで一気読みでした。
翌日も仕事あるのに!
「模倣犯」というタイトルは、この物語で語られる事件とはどこかそぐわない、と思いながら読み進めましたが、最後の最後、ここぞという台詞でようやくその意味が分かってグサッと来ました。
そして、犯人が捕まった後、被害者の遺族である気丈な祖父が崩れるシーンがもう、涙なくしては読めない。
宮部みゆきは、本当に人間の強さと弱さを受け入れて理解しているんだろう。
やはり安定の宮部みゆきは鉄板。
途中、すでに語られた事件を犯人側から描写する、という部分が長くてちょっと中だるみしたりしましたが、やはり最後が近づくとノンストップになって、実は4巻後半から5巻は深夜3時まで一気読みでした。
翌日も仕事あるのに!
「模倣犯」というタイトルは、この物語で語られる事件とはどこかそぐわない、と思いながら読み進めましたが、最後の最後、ここぞという台詞でようやくその意味が分かってグサッと来ました。
そして、犯人が捕まった後、被害者の遺族である気丈な祖父が崩れるシーンがもう、涙なくしては読めない。
宮部みゆきは、本当に人間の強さと弱さを受け入れて理解しているんだろう。
やはり安定の宮部みゆきは鉄板。
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猫と針
2013年3月8日 読書記録第5紀(10.12~)
読んでいた本を読み終わってしまい、帰りの電車の中で読む短い本はないかしら、と書店をふらふら歩き回って、「そういえば恩田陸をしばらく読んでいなかった」と、そのなかでも薄いものを手に取った。
けっして、タイトルに猫が入っているからではない。
本を開いてから、これが脚本だと知った。
脚本は読み慣れないのでどうかと思ったが、普通に面白く読めた。
でも、恩田陸なので「15年前の事件の真相」も「この宴の本当の目的」もなんとなく分かったような分からないような雰囲気で終わる。
ええー?!
でも、まあ恩田陸だから許せる(笑)。
けっして、タイトルに猫が入っているからではない。
本を開いてから、これが脚本だと知った。
脚本は読み慣れないのでどうかと思ったが、普通に面白く読めた。
高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ…。15年前の事件の真相とは?そしてこの宴の本当の目的は?著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。
でも、恩田陸なので「15年前の事件の真相」も「この宴の本当の目的」もなんとなく分かったような分からないような雰囲気で終わる。
ええー?!
でも、まあ恩田陸だから許せる(笑)。
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模倣犯(1)
2013年2月22日 読書記録第5紀(10.12~)
先日図書館で「通勤電車の中で読む本ないかしら」と日本の小説(文庫)の棚をつらつら眺めていた。
本当は、歌野晶午「葉桜の頃に君を想うということ」を読んでみよう(と思って文庫化を待っている間に忘れていたら、もうとっくの昔に文庫になってた)と思っていたのですが、見当たらず。
そんなこんなで、日本の最近のミステリで、疲れないけど面白い……と思ったら安心の宮部みゆき。なかでもこれが目に付いたので。
だって、300p超の文庫が全5巻だから、いやでも目に付く(笑)。
1週間で1冊読み終わったので、全体の感想は4週間後(以降)になりますが、読み終わるごとに記録はしていこう(そして読了冊数を稼ごう)と思います。
本当は、歌野晶午「葉桜の頃に君を想うということ」を読んでみよう(と思って文庫化を待っている間に忘れていたら、もうとっくの昔に文庫になってた)と思っていたのですが、見当たらず。
そんなこんなで、日本の最近のミステリで、疲れないけど面白い……と思ったら安心の宮部みゆき。なかでもこれが目に付いたので。
だって、300p超の文庫が全5巻だから、いやでも目に付く(笑)。
1週間で1冊読み終わったので、全体の感想は4週間後(以降)になりますが、読み終わるごとに記録はしていこう(そして読了冊数を稼ごう)と思います。
Spanish Style
2013年2月21日 読書記録第5紀(10.12~) コメント (3)スペイン風のインテリアやベランダってどうすればいいのかな?と先日から考えていて、参考に密林中古洋書で購入。洋書なので写真は出ないけれど、表紙もとてもきれい。
A4変形サイズで300p近くて写真が盛りだくさんで、中古といっても表紙カバーにちょっと破れ目があるだけでなんと送料込み1200円ちょい。
写真もきれいで充実していて、想像力を掻きたてる。満足な買い物でした♪
もともと似非アジアンでインテリアをまとめていたのは、だいたい日本の風土でヨーロッパなインテリアなんて無理があるのであって、異国情緒を取り入れるにしても同じモンスーン気候がいいよなあ、と思っていたから。
(世代的に、アジアやハワイのリゾートがもてはやされたころに青春を送ったから、という理由も/汗)
でも、いま海(といっても東京湾)に近いマンションの6階に住んでいると、暖かいし乾燥しているし、意外とアジア風にも無理が出てきた。そう。どちらかというと地中海気候のほうが近いかもしれない。
たまたまスペインにも興味があったので、いまはスパニッシュに興味がある、という次第。
まあ、夢見ているだけで、そんなに抜本的にインテリア変更できるわけでもないのだけれど。
Divided into chapters on Living in Spain, Spanish Accents, Family Traditions, Contemporary Views, and more, the book showcases the best of Spain. More than 650 full-color photographs.
http://www.amazon.co.jp/dp/0517574381/
A4変形サイズで300p近くて写真が盛りだくさんで、中古といっても表紙カバーにちょっと破れ目があるだけでなんと送料込み1200円ちょい。
写真もきれいで充実していて、想像力を掻きたてる。満足な買い物でした♪
もともと似非アジアンでインテリアをまとめていたのは、だいたい日本の風土でヨーロッパなインテリアなんて無理があるのであって、異国情緒を取り入れるにしても同じモンスーン気候がいいよなあ、と思っていたから。
(世代的に、アジアやハワイのリゾートがもてはやされたころに青春を送ったから、という理由も/汗)
でも、いま海(といっても東京湾)に近いマンションの6階に住んでいると、暖かいし乾燥しているし、意外とアジア風にも無理が出てきた。そう。どちらかというと地中海気候のほうが近いかもしれない。
たまたまスペインにも興味があったので、いまはスパニッシュに興味がある、という次第。
まあ、夢見ているだけで、そんなに抜本的にインテリア変更できるわけでもないのだけれど。
おやすみラフマニノフ
2013年2月15日 読書記録第5紀(10.12~)
前作「さよならドビュッシー」の続編。
ミステリーとしてはそれほど凝っていないのだけれど、音楽に携わる人間の描写がおもしろい。
ただ、曲(演奏)の描写については、曲を知らないので流し読みしてしまいましたスミマセン。
探偵役の岬先生が出来すぎくんなのはいかがかと思いつつ、「この人が出てくれば安心」という役どころがあって、しかもチラチラとしか出てこないというのは、読ませるものだなぁと思う。
でも、この出来すぎくんはせめて30代にしてほしかった。20代後半じゃ若すぎる(というか老成しすぎてる)気がする。炎の蜃気楼(とかいてミラージュと読む)の直江が20代、と同じくらいの違和感(笑)。
ただ、チェロ紛失事件のトリック、それはないと思うんだけどなぁ……。
秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。
ミステリーとしてはそれほど凝っていないのだけれど、音楽に携わる人間の描写がおもしろい。
ただ、曲(演奏)の描写については、曲を知らないので流し読みしてしまいましたスミマセン。
探偵役の岬先生が出来すぎくんなのはいかがかと思いつつ、「この人が出てくれば安心」という役どころがあって、しかもチラチラとしか出てこないというのは、読ませるものだなぁと思う。
でも、この出来すぎくんはせめて30代にしてほしかった。20代後半じゃ若すぎる(というか老成しすぎてる)気がする。炎の蜃気楼(とかいてミラージュと読む)の直江が20代、と同じくらいの違和感(笑)。
ただ、チェロ紛失事件のトリック、それはないと思うんだけどなぁ……。
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私の家は似非アジアンを目指してるんですが、あんまりプリミティブな感じも違うんだよな~と思っていて、どちらかといえばコロニアル風(欧米人からみたアジアン)を目指すといいのかな?と方針を検討しています。
アジアンなインテリア本を見ていても、いまいち参考にならないので、コロニアル風→サンタフェスタイル→スパニッシュ?ということでいまちょっと南欧風のインテリア本を見ています。
スペインも好きだしね。
でも、スパニッシュはそれだけで本にまとまっていることがなくて、南欧風というとまずはフレンチナチュラルというかプロバンス風がメーンで、それはまたちょっと違うんだ……。
もうちょっとエスニック入ってる風がいいんだ……。
というわけでなかなか家のイメージが固まりきらないっていうか。
まあ、先立つものがないので脳内模様替えなんですけど。
アジアンなインテリア本を見ていても、いまいち参考にならないので、コロニアル風→サンタフェスタイル→スパニッシュ?ということでいまちょっと南欧風のインテリア本を見ています。
スペインも好きだしね。
でも、スパニッシュはそれだけで本にまとまっていることがなくて、南欧風というとまずはフレンチナチュラルというかプロバンス風がメーンで、それはまたちょっと違うんだ……。
もうちょっとエスニック入ってる風がいいんだ……。
というわけでなかなか家のイメージが固まりきらないっていうか。
まあ、先立つものがないので脳内模様替えなんですけど。
さよならドビュッシー
2013年2月4日 読書記録第5紀(10.12~)
今度映画になるそうで、書店で見かけて購入。
ひとつの謎は普通に予想の付く答えだったけれど、その後に起こる事件の犯人は意外で、かつ納得のいくものでした。
面白かった!
第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員が大絶賛した話題の感動作!
行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や、ショパン「エチュード 10-1」の美しい旋律。ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト!
ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女の人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。
ひとつの謎は普通に予想の付く答えだったけれど、その後に起こる事件の犯人は意外で、かつ納得のいくものでした。
面白かった!
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御鑓拝借〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
2013年1月21日 読書記録第5紀(10.12~)
NHK正月時代劇がとてもおもしろかったので、
(感想はこちら→http://yogiribook.diarynote.jp/?day=20130106)
原作を読んでみました。
ドラマを見たときには「原作選んだ時点で8割勝利」と思いましたが、原作を読んでみて、確かに原作も面白いんですが、脚本および演出家の力も大きかったと思いました。
ドラマは原作をうまく端折って、登場人物も整理してわかりやすくしている一方、小説はディテールや背景を事細かに書き込んでいて、テンポは悪い。けれど、ふと、「ああ、これは講談のようなつもりで読むといいのかも?」と思ってからはうまくリズムに乗れました。
もうひとつ大きな違いは、ドラマはさすがにNHKだし正月の放送だからか、主人公に人を殺させない。だから視聴者も後ろめたさなく主人公に感情移入できる。
一方小説では、人を殺さないとなるとファンタジーになってリアリティを感じさせられないからか、かなりバッタバッタと人を切り伏せている。
それはもう、文字と映像との見る人に与えるインパクトの違いであって、ドラマはやっぱりあれでよかったと思います。
どちらが好きかというと、先に見たからか、ドラマのほうが好きです。
先週は満を持して「ホビット」を見てきたのですが、感想は少し落ち着いてから書きます~。
(感想はこちら→http://yogiribook.diarynote.jp/?day=20130106)
原作を読んでみました。
豊後森藩下屋敷の厩番・赤目小籐次は、大酒会で一斗五升の酒をあおって藩主・久留島通嘉の参勤下番の見送りを欠き、奉公を解かれる。だが、そこには小籐次のある目論見があった。江戸城中で他藩主から辱めを受けたことを通嘉から聞かされ、脱藩して意趣返しをする決意を固めていたのである。大名行列の襲撃―。小籐次の孤独な闘いが始まった。
ドラマを見たときには「原作選んだ時点で8割勝利」と思いましたが、原作を読んでみて、確かに原作も面白いんですが、脚本および演出家の力も大きかったと思いました。
ドラマは原作をうまく端折って、登場人物も整理してわかりやすくしている一方、小説はディテールや背景を事細かに書き込んでいて、テンポは悪い。けれど、ふと、「ああ、これは講談のようなつもりで読むといいのかも?」と思ってからはうまくリズムに乗れました。
もうひとつ大きな違いは、ドラマはさすがにNHKだし正月の放送だからか、主人公に人を殺させない。だから視聴者も後ろめたさなく主人公に感情移入できる。
一方小説では、人を殺さないとなるとファンタジーになってリアリティを感じさせられないからか、かなりバッタバッタと人を切り伏せている。
それはもう、文字と映像との見る人に与えるインパクトの違いであって、ドラマはやっぱりあれでよかったと思います。
どちらが好きかというと、先に見たからか、ドラマのほうが好きです。
先週は満を持して「ホビット」を見てきたのですが、感想は少し落ち着いてから書きます~。
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飼い猫志願 ほぼ2歳までノラやってました。
2013年1月14日 読書記録第5紀(10.12~) コメント (4)
同居人様を迎えるにあたり、入念なリサーチの間に見つけたブログが数年前に書籍化されていました。
写真がメインでブログの文章は少しだけ転載されていただけだったのがやや残念でした。
この野良猫が飼い主と出会って自然に(でもないけれど)飼い猫に収まっていく過程が素敵なのに!
猫は飼い主を選ぶんだなぁと思わされました。
写真がメインでブログの文章は少しだけ転載されていただけだったのがやや残念でした。
この野良猫が飼い主と出会って自然に(でもないけれど)飼い猫に収まっていく過程が素敵なのに!
猫は飼い主を選ぶんだなぁと思わされました。