ため込んじゃった
2003年8月26日この半月ばかりの読書&映画記録
■(読了)「愛犬マックス」関口哲平、徳間書店、2003
一流のスポーツ選手夫妻の愛犬が、難病に冒された愛児の治療費に困った中年男に誘拐される。
被害者側・加害者側双方に感情移入できて、最後はどっちに転ぶのかハラハラしながら読みました。
被害者側の夫の職業であるスポーツについては、まったく未知の世界だったため、ウンチクが読めてそれも面白かった。物語冒頭ではこのスポーツについて伏せられているので、それを推理するのも楽しい。
ただ、愛犬の可愛らしさについては微に入り細に渡って書かれている一方で、加害者側の愛児についての描写が通りいっぺんで、バランスが悪い気がしたが、著者の愛犬がモデルとわかって納得。
この著者は選挙プロデューサーとしてアントニオ猪木や枡添要一のブレーンもしたことがあるそうで、上原多賀子からの献辞をオビとカバー袖に載せていたり、ネット上のペットサイト掲示板に、(元々そこに書き込んだ経験がないにも関わらず)自著の宣伝を書き込んだりして、ちょっと売り方があざといところも見え隠れ……(ごほごほ)。
そう考えると、ラストの後味がちょっとよくないのも、余韻というよりも著者の性格?と思えてしまって残念。
■(再読)「EDGE」(1)〜(3)、とみなが貴和、講談社X文庫
出た当初はそれなりにおもしろいと思っていたのだけれど、いま再読すると、とくに(1)なんて苦痛以外の何者でも……。
それでもまだ(2)や(3)には何度も読み返したいところがあるのだけれど。
□(読み始め)「東電OL殺人事件」佐野真一、
たまたまいっしょにご飯を食べた友だちから友だちへ、返却されるはずだった本がなぜかわたしの元へ(笑)。
最近プチ・ドキュメンタリーづいていて、この本もとても面白いのだけれど、いかんせん重くて通勤に持ち歩けない。ちょっとずつ読みます。
◎(映画)「パイレーツ・オブ・カリビアン」
好きな役者が出ているため、大変期待して観にいって「……」だった。
「Dズニー映画なんだから」っていうのは、期待しちゃいけない枕詞だったのか?! だって、アニメはいい作品ありませんか? さすがに白雪姫は古すぎて例に挙げなくても、美女と野獣とか、アラジンとか……。
あ、いい作品は全部原作が他にある話か!!<問題発言?
◎(映画)「クローン・オブ・エイダ」
記憶とコンピュータを扱ったSF映画だというので、前衛気味で退きつつも期待して観にいって「……」だった。
あとからパンフで監督のプロフィールを見たら、「8歳で大学に入学」「インタラクティブなアートビデオで有名で、これが長編映画第一作」「起承転結を気にしたことはない」。
……わたし、映画はアートよりエンタメ系が好きだな。
簡単に説明すると、SF映画かと思わせておいてオカルトっぽく、実はドキュメンタリだったりして最終的にオカルトに戻る、ってカンジ?
◎(映画)「キリクと魔女」
お友だちに「意外とおもしろかった」と聞いて、映画で外してばっかりだったので、ふらっと観にいった。
すごくよかった。
アフリカの民話を元にしているそうなんですが、日本でいえば一寸法師の話。民話の基本的な構造をきちんと押さえた筋を、洗練された脚本で無駄を殺ぎ落として語り、あとは映像の力でバーンと見せる。これが、わたしが映画に求めているものだよ!
ジブリが提供していて吹き替えも監修しているそうで、その辺もよかったのかな。
■(読了)「愛犬マックス」関口哲平、徳間書店、2003
一流のスポーツ選手夫妻の愛犬が、難病に冒された愛児の治療費に困った中年男に誘拐される。
被害者側・加害者側双方に感情移入できて、最後はどっちに転ぶのかハラハラしながら読みました。
被害者側の夫の職業であるスポーツについては、まったく未知の世界だったため、ウンチクが読めてそれも面白かった。物語冒頭ではこのスポーツについて伏せられているので、それを推理するのも楽しい。
ただ、愛犬の可愛らしさについては微に入り細に渡って書かれている一方で、加害者側の愛児についての描写が通りいっぺんで、バランスが悪い気がしたが、著者の愛犬がモデルとわかって納得。
この著者は選挙プロデューサーとしてアントニオ猪木や枡添要一のブレーンもしたことがあるそうで、上原多賀子からの献辞をオビとカバー袖に載せていたり、ネット上のペットサイト掲示板に、(元々そこに書き込んだ経験がないにも関わらず)自著の宣伝を書き込んだりして、ちょっと売り方があざといところも見え隠れ……(ごほごほ)。
そう考えると、ラストの後味がちょっとよくないのも、余韻というよりも著者の性格?と思えてしまって残念。
■(再読)「EDGE」(1)〜(3)、とみなが貴和、講談社X文庫
出た当初はそれなりにおもしろいと思っていたのだけれど、いま再読すると、とくに(1)なんて苦痛以外の何者でも……。
それでもまだ(2)や(3)には何度も読み返したいところがあるのだけれど。
□(読み始め)「東電OL殺人事件」佐野真一、
たまたまいっしょにご飯を食べた友だちから友だちへ、返却されるはずだった本がなぜかわたしの元へ(笑)。
最近プチ・ドキュメンタリーづいていて、この本もとても面白いのだけれど、いかんせん重くて通勤に持ち歩けない。ちょっとずつ読みます。
◎(映画)「パイレーツ・オブ・カリビアン」
好きな役者が出ているため、大変期待して観にいって「……」だった。
「Dズニー映画なんだから」っていうのは、期待しちゃいけない枕詞だったのか?! だって、アニメはいい作品ありませんか? さすがに白雪姫は古すぎて例に挙げなくても、美女と野獣とか、アラジンとか……。
あ、いい作品は全部原作が他にある話か!!<問題発言?
◎(映画)「クローン・オブ・エイダ」
記憶とコンピュータを扱ったSF映画だというので、前衛気味で退きつつも期待して観にいって「……」だった。
あとからパンフで監督のプロフィールを見たら、「8歳で大学に入学」「インタラクティブなアートビデオで有名で、これが長編映画第一作」「起承転結を気にしたことはない」。
……わたし、映画はアートよりエンタメ系が好きだな。
簡単に説明すると、SF映画かと思わせておいてオカルトっぽく、実はドキュメンタリだったりして最終的にオカルトに戻る、ってカンジ?
◎(映画)「キリクと魔女」
お友だちに「意外とおもしろかった」と聞いて、映画で外してばっかりだったので、ふらっと観にいった。
すごくよかった。
アフリカの民話を元にしているそうなんですが、日本でいえば一寸法師の話。民話の基本的な構造をきちんと押さえた筋を、洗練された脚本で無駄を殺ぎ落として語り、あとは映像の力でバーンと見せる。これが、わたしが映画に求めているものだよ!
ジブリが提供していて吹き替えも監修しているそうで、その辺もよかったのかな。