金曜の午後、外出先で4時すぎに仕事が終わって、そのまま店終いしてしまいました。
初めての川崎で終わったので、「映画観て帰ろう!」と思ったものの、観たかったカポーティは時間が合わない。
他に観たいものもなかったので、結局有楽町まで戻って観ました。

「ティファニーで朝食を」などで知られる作家、トルーマン・カポーティの半生に迫ったドラマ。カンザスでの一家惨殺事件に興味を持った彼が、服役中の犯人に取材を試み、「冷血」として小説に書き上げるまでを描く。死刑を宣告された犯人を自作に利用しつつも、やがて親近感を覚えて戸惑うカポーティ。作品のために“冷血”になっていた彼…


むう。むう。むうううううう。
よい映画だったし、はっとする構図もあちこちにあってよかったけれど、でも、もっとカポーティと殺人犯との交流を濃密に書き込んで欲しかった気も。
(恋愛っぽさが感じられなかったよ……。「蜘蛛女のキス」とか、「羊たちの沈黙」とか、あれくらいの緊張感に満ちた話を期待していた)
オスカー取ったホフマンもよかったけど、犯人役の人も意外とよかった。繊細な様子から一転して恐ろしい表情をにじませるところなんか、すごいと思ったなぁ。
近所にある怪しい中古ビデオ屋を試しに覗いてみた。ようするにレンタル落ちビデオを販売し、しかも(見終わってから)売りに行くと100円サービスになるという。おもしろいサービス。
洋画はほとんど吹き替えばっかりだったけれど、よーくよーく目を皿のようにして見ていると、掘り出し物が。
たとえばこれとか。これは字幕版でした。

舞台はニューヨーク。園芸家のブロンティ(アンディ・マクダウェル)は温室つきアパートの居住者になるために、フランス人ジョージ(ジェラール・ドパルデュー)はアメリカでの労働許可証「グリーンカード」を手に入れるために偽装結婚をするが、やがて入国管理局が本当にふたりが結婚しているか調べるために、ふたりのもとへ訪れた。 …


ずいぶん以前、まだピーター・ウィアー監督の名を知らない頃、映画の中のインテリアをテーマにしたコラムで取り上げられていたときに「温室付きのアパートメント」が気になって見てみた。
その頃はラブロマンス属性も芽生えておらず、オヤジ属性も未開発だったので、ロマンス部分の筋に関しては「……」だったけれど、今回見返したら非常におもしろかった!

でも、実は観ながら「これ、ヒーローをヴィゴ・モーテンセンで観たかった……」と思っていた(頭の中では置き換えていた)のはナイショ。

もちろん温室付きアパートへのあこがれは再燃したし!(笑)

DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2004/05/21 ¥1,890
お友達に試写会に誘われ、仕事をほっぽって見に行きました(汗)。

ジャック・ブラックの個性が、これほど最大限に活かされたキャラもないだろう。メキシコの覆面レスラー役。その素顔は、自分が育った孤児院で料理番をする男=イグナシオだ。孤児たちにまともな食事をさせたいと考えた彼は、高額の賞金を狙ってルチャドール(メキシコのプロレスラー)となり、強敵と対戦する。実在した人気レスラーがモデ…


う、ううーん……。
おもしろかったんだけど、「くすっ」って感じの笑いであって、ゲラゲラ笑う感じではなかったのが不完全燃焼。
あと、メキシコのプロレスをもっと魅力的に描いて欲しかったな。いや、実際のところは知らないけど。
あと、ヒロインは非常に古典的な美女。よいなぁ。
試写会に当たったので観てきました。

脚本の妙を堪能。企画の勝利。
まあ単純な話ではあるけれど、それ故に各所に効いている小技がニクイ。

お薦めです。
姉のカイシャの社販で前売り券を買っていたのに、券が届く前に先行上映を見に行ってしまい、かなり疲労したので「前売り券はそのうち使おう。どうせすぐに公開終わらないだろうし……」などと悠長に構えていたらこの週末には上映が午前中のみになってしまうことを知り、慌てて駆けつけました。
ユナイテッド・シネマとしまえんに初めて行きました。それでもまだ10人くらいが見に来ていてびっくり。

ジョニー・デップがオスカー候補にもなったジャック・スパロウ船長を怪演する、冒険アクションのシリーズ第2弾。今回は、悪運の強いジャックにも命の危機が訪れる。かつてブラックパール号を手に入れたとき、彼はデイヴィ・ジョーンズ船長に身を捧げる契約を交わしていたのだ。ついに、その期限が訪れる。第1作目の後日談になっており、メ…


2回目の、全体のストーリーが分かっている方が、ハラハラしないで映画自体(というかオーランド)を心おきなく堪能できました。
もうすぐオーランド・プロデュースのヘイヴンも公開だし!
(試写会は当たりませんでした/涙)

でも今気になっているのは「キンキー・ブーツ」と「カポーティ」。
……わかりやすすぎ。
DVD
独身で、へヴィースモーカーで、ちょっとカロリー摂取過多ぎみなロンドンのキャリア・ウーマン、ブリジット・ジョーンズ。そんな彼女の仕事や恋を描いた同名大ベストセラーの映画化作品だ。 原作ものの映画が多くの場合そうであるように、この映画も原作の多くのエピソードを割愛し、主にブリジットの恋愛話にフォーカスをあてた作り…


今さらながら、見ました。
元オトメの夢を体現したような!王道なラブロマンスで気楽に楽しみめました。
王道を外しているのがブリジットのふくよかさ具合で。
でも可愛いのはやっぱり元がいいからか。

そして、やはりイギリスでロマンスといえば高慢と偏見、そして高慢と偏見といえばコリン・ファースなのですね〜。

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006/11/30 ¥980
試写会を見てきました。

下品な下ネタに、あちこちでゲラゲラ笑えて楽しい映画でした。
会場内でもあちこちから、主に男性の笑い声が上がっていたのが印象的。どこが面白いかわからないところでも笑ってる人がいたので、それは男性にしかわからない共感だったのか、字幕に翻訳しきれないギャグだったのか。

でも、筋金入りのオタとしては、この主人公、フィギュア収集・作成が趣味でテレビゲームやコミックスに没頭しているとはいえ、本当の意味でのオタクではないので、なんかそこがひっかかるなぁ。
彼女に「売れ」と言われたからと言って、40まで童貞だった男が、あんなに抵抗なくネットオークションにフィギュアのコレクションを出せるものか?!(彼女は、オモチャなんか売って、それを元手に独立すべき、と彼に勧める。)
やっぱりアメリカ的家族(もしくは夫婦)中心的価値観から抜け出せていないところに違和感を覚えました。
それと比べれば、電車男はオタク・スピリットを維持したまま、世間との折り合い(=彼女をゲット)をつけているので、好感が持てる。

DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006/10/26 ¥3,800
先行行ってきました!

ジョニー・デップがオスカー候補にもなったジャック・スパロウ船長を怪演する、冒険アクションのシリーズ第2弾。今回は、悪運の強いジャックにも命の危機が訪れる。かつてブラックパール号を手に入れたとき、彼はデイヴィ・ジョーンズ船長に身を捧げる契約を交わしていたのだ。ついに、その期限が訪れる。第1作目の後日談になっており、メ…


いや、実は先行に行った割にあんまり期待はしていませんでした。
第1作は、うっかり違うタイプの映画を期待して行って、180度裏切られて怒り心頭に発していたので。(その後、「ネズミー映画に期待しちゃダメよ」と複数の方にアドバイスをいただきました……)

だからか、それなりに楽しめた、というか。
いろんなアクションの見せ場てんこ盛りなので、2時間40分飽きずに見られたかな。(でも途中で「長いよ……」とは思いましたが)
っていうか、あんまり集中して見ていたもので、瞬きを忘れて目が乾燥して、理由もないのに涙を流していたり、どうやら呼吸をするのも忘れていたらしく、見終わったら頭が酸欠でガンガンしていたり。<大バカ(汗)
思い返したらいろいろ言いたいことも出てくるんですが、まずは楽しめたかな。
(なにせ、オーランドの××シーンがあったしな/笑)

リンクさせていただいている秋林瑞佳さん同様、M&Cを見慣れた者にも「あ、今回は船内シーンのツボを押さえてあるな」と思わせるところがありました。なので、この映画を観ながらM&Cを見直したくなったり(笑)。

姉のカイシャの共済で割引券を買ってあるので、もう一回見に行きます。
ハイジはハイジでも、今度公開されるイギリス映画(実写)。
試写会に行って来ました。

正直、アニメの印象が強すぎて、あの主題歌が流れなければハイジじゃなーい!と思っていたのですが、

……おや、意外とよくない?

ハイジを演じた女の子がふっくら頬の可愛い天然系で演技も上手い。
おじいさんの偏屈さもよかったし、フランクフルトのクララの家の、ベタなキャラであるロッテンマイヤーさんもセバスチャンもよかった!
話はかなり忠実になぞっているらしく、アニメで覚えているエピソードはほとんど見ることができる。
かなり満足度の高い映画でした。アニメに思い入れのある人にも、決して後悔させない出来だと思いますよ。



そして。
秘かに「おじいさんツンデレ?」などと思ってしまったわたしを許して……。
試写会で見てきました。

いまを去ることウン年前の大学生の頃に原作(その頃は3巻まで)を読んで大好きになった。けれどもその後再読したのは1巻きり。続編が出たときも、さらに続きが出たときも、なんだかすでに自分の中で完結した物語だったので、なかなか手に取ることが出来ず、映画の原作となった第4巻は未読のまま観賞。

竜や街の造型はうつくしくてうっとりなのだけれど、世界観や、主人公の行動のバックグラウンドの説明が足りなくて消化不良の部分が多い。
そして、宮崎アニメ定番の、主人公にくっついているカワイイ生き物(テトとかジジとかアメディオとか)がいなくて、和んだり笑ったりする場面がなかったなぁ。
ストレートに、まじめに作った感じがして、それはそれで好感なのかもしれませんが、もうちょい「遊び」がほしかった。
長い上映時間の割に登場人物が少なかったのも、世界の奥行きが感じられなかった原因かも。

まあ、世界のジブリアニメなので辛口でいってみました。
ああ、でも初っぱなの竜のシーンはホントうつくしくて「よっしゃぁ!」って感じだったんだけどな……。
ライトニング・マックィーンは、ルーキーながら、レーススポーツ最高峰のピストン・カップ優勝を狙うレースカー。だがちょっとした事故でルート66沿いにある田舎町に釘づけされることに。やがて田舎のクルマたちと交流するうちに、傲慢でイケ好かない奴だったマックィーンは変わっていくが…。 “Mr.ピクサー”ことジョン・ラセターが…


と、いうわけで試写会に行って来ました!

リンクしていただいているtkrさんの感想を先に読んでいたので、ああ、これはベタベタな西部劇のパロディを楽しめばいいんだな〜と心構えが出来ていたので、あまりに王道な展開にいちいち喜んでましたが、一緒に行った友人は、「主人公が最初に出てきた時点で最後までの筋が読めてしまってそのまんまだった〜」とイマイチ消化不良の様子でした。
(あ、このお友達もここ読んでるんだった。)

逆にわたしは、すでにリアルの極地まで行ったようなCG描写の、驚きどころがなくてイマイチだったかなぁ。
モンスターズ・インクだと主人公の毛並みに、ファインディング・ニモだと海底の(というか水の)描写に思わず「おお〜!」と声が漏れたものでしたが。

そして予告。
海賊2は堪能しました。オーリのピンのショットが、もうお姫様にしか見えず(あわわ)。男前なエリザベスが男装してると、船長や鍛冶屋といい雰囲気になるところが逆にこう見ちゃイケナイものを見ている気になりました(苦笑)。

そしてネズミーオリジナルのアニメ「ライアンを探して」。
えーと、ニモ+マダガスカル? しかも2つを足して4で割ってるような薄さはどうよ……。

さらに、先日ネットで見た「ラタトゥーイー」。
同行したお友達に聞いたところ、これって本当はピクサーがねずみーから独立した第一作になるはずだったんですね。
……そうか、独立第一作だからネズミが主人公だったのか。カッコよかったはずの企画が、オトナの事情であやふやになってしまったんですね。

ま、そんなわけで夏の海賊映画を楽しみにしています。
リンクしている秋林瑞佳さんの記事を読んで、そのままフラフラッと密林へ行ってしまいました(笑)。
昔から(腐女子として)心に留めておりながら、「ロードムービー苦手」「不幸そう」と敬遠しておりました。
いやもう。なんつーか。
二次創作意欲がいや増す焦らしっぷりで悶えました(汗)。
風景も綺麗だし、リバーはも・ホントにジェームス・ディーンかっていう悩める青年だし、キアヌは「これがホントに20年後のコンスタンチンか」と思うようなボンボンぶりだし。
ちょっとわかりにくいエピソードもあったんですが、楽しい映画でした。

おまけ。
最初に拾われた奥さんの部屋にあった魚グッズや、ハンスの部屋に飾ってあった魚のパネルが欲しい……。

DVD 角川エンタテインメント 2006/05/26 ¥4,935
それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティンは、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサを見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディだった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。


前日に最近の仕事の山場をひとつ越え、山から派生した峰を追わなければならないと言うもの取りあえずほっと息をついだ水曜日。
いちおう我が社は水曜と金曜が「NO残業デー」ということになっていて、終業時間に放送も入るのだけれど、だれもそんな放送聞いちゃいない。
でも、今日のわたしは聞いた(笑)。
そーいや4月に転職してから忙しくて映画も見に行ってなかったなぁと思ったら、ついネットで「今から見に行って、待たずに見られる映画」を探し始めてしまい、ちょうど見たいと思っていたうちの1本が、急げば間に合いそうだったので即座にパソコン落として退社した。

感想は、ひと言。
「男ってロマンチストなんだから(溜め息混じりの笑)」

原作がハードボイルド(=男のロマンス小説。ちなみにジョン・ル・カレ)なので当然っちゃ当然なんですが、「あー、もう、オトコってこういうの好きよねっ」と微苦笑が浮かんできます。

ちょっとネタバレに抵触するかも知れませんが。

(1)ちょっと情けない主人公が
(2)なんか知らないけど謎を秘めた美人の女性に愛されて結婚する
(3)でもその奥さんはいきなり巨大な悪や組織の論理に圧殺される
(4)奥さんを亡くした怒りのため、主人公はキレて、暴力と破滅の道を突き進む、、、、

という、典型的なハードボイルドのツボを押さえつつ、その他の部分が新鮮なので、安心して観ていられながらお得感も味わえます。

新鮮な部分というと、まずは巨悪の設定がアフリカを舞台にしていること。風景が新鮮です。
それから、陰謀の中心にある金を生みだすモノが、この場合は「人」である、ということ。これが、どれだけ意外なものだったり、他の人にとっては価値がなくても一部の人にとっては垂涎のものだったりするかが、陰謀モノのおもしろさを左右しますよね。
あとは、主人公がイギリス人の上流階級だということ。つい最近、ここからリンクを張っているかたがイギリス人のレイシズムについて書かれていましたが、そんな人と、アフリカ人を救おうと奔走する妻。そして、妻の足跡を辿るうちに主人公の内面に起こる変化、というのがキモです。(ベタな展開でもありますが)

いや、おもしろかった!

邦題もセンスありますよね。原題は「The Constant Gardener」。読みのカナ書き(しかもTheを抜く)じゃなくてホントよかった。
っていうか、邦題の方がピンと来ます。
本日、待ち合わせで渋谷ツタヤ1階(セルDVDコーナー)へ行った。
15分ほど早く着いてしまったので、その辺をフラフラしていたら「¥1000以下DVDコーナー」なるものがあり、このDVDを発見。
イヌだけに釣られて購入。

舞台は1942年のミシシッピー州の田舎町。内気でいじめられっ子の少年ウィリー(フランキー・ミューニース)は、9歳の誕生日のプレゼントに母(ダイアン・レイン)からジャックラッセル・テリアの子犬スキップをプレゼントしてもらったことを機に、父への愛憎や淡い初恋などなど、さまざまな経験を積みながら少しずつ成長していく。 ウ…


実話に基づく物語、などと言うので、なにか本当では信じられないような奇跡とかニュースになるような出来事が描かれているのかと思ったら。
ただ、主人公(後にハーパー誌最年少編集長)の少年時代の回想話だった。イヌと過ごした日常が淡々と描かれていて、それはそれでいい話なのだけれど、違う心構えで見てしまったので、チト肩すかしというか(汗)。

でも、JRテリアが超絶芸達者で可愛いので許す。
(数年前のエアコンのCMで出てきたJRテリアに悩殺され、このCMが流れるたびにTVの前に釘付けでウットリしていたのはナイショ/苦笑)

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/08/12 ¥980
何の映画を観たときだったか、この映画の予告編を見た覚えがある。
主人公の、あがけば足掻くほど泥沼にはまっていって最後は決してハッピーエンドじゃないんだろうなぁと予感させる雰囲気が、ちょうど心の弱っていたころには辛そうで、いろんなところから「いい」って話を聞いて、二番館での上映期間もチェックしたりしていたのに、結局見に行かなかった作品。
100円割引券の有効期限が切れそうだったのでレンタルDVD屋さんへ行き、ロマコメ映画を観たいと思っていたはずなのになぜかコレを手に取っていた……。
あ、でも、劇場公開中に薦めてくれたお友達のひとりは、
「恋愛映画だよ」
と言っていたのだ。

劇場公開された週末の興行収益のよさもさることながら、『バタフライ・エフェクト』は家で、後ろめたく思いながら見るのもまた楽しい作品だ。脚本兼監督のエリック・ブレス、J・マッキー・グラバーのコンビ(2人は『デッドコースター』の原案を書いている)は、場当たり的に論理が展開するルールを崩しておらず、品のないサスペンスである…


切ない・・・・(遠い目)。
たしかに恋愛映画だが。切ないよぅ。

だがしかし。
特典のなかに、別バージョンエンディングが2パターン入っていたのだけれど、どちらもハッピーエンドを予感させるものだったけれど、やっぱり余韻の点では本編が一番でした。

アイデアがいいし、1作の中にそのアイデアを上手く収めていてその手法も上手い。主人公、あれだけ上手く行かなかったら、最後のあの選択を選ぶのも観ていて納得するし。
主人公の特殊な能力も、遺伝として説明づけられているし。

いい映画だ。

DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/10/21 ¥4,179
ひとつのことにねらいを定めると、トコトンまで突っ走る。
と、いうわけで、ツタヤの更新でもらった100円割引チケットで借りてきた恋愛映画。

『めぐり逢えたら』の主演トム・ハンクス&メグ・ライアンに、監督ノーラ・エフロンが再び組んだロマンチックコメディ。小さな絵本の店を経営しているキャスリーンは、メールで知り合った顔も知らない相手「NY152」に恋をしていた。実はその相手は彼女の店の近くにオープンした大型書店チェーンの御曹司ジョーだった…。 現実とメー…


ロマンスって、シチュエーションが命だよなぁ。と、つくづく思う。
だって、トム・ハンクスってぜんぜんハンサムじゃないじゃん! なのにこんなにキュンキュンするのは、ハンサムかどうかじゃないんだよ!
腐女子的見解から言えば、ハンサムかどうかでもなければ男か女かも関係ないんだよ!<極論。
そらまぁ、見目がいいか悪いかならいい方がいいけど、たとえばP.ウィアー監督「グリーンカード」のヒーローもまったくカッコよくなかったけど、それでもキュンキュンしたもんなぁ。
なんというか。最近流行りの、というかすでにはやり終わってる感のあるライトノベル概説本で、どうして少女向け小説の扱いが少ないかほとんど無視されてるのかなぁと不満なんですが、思うに、ライトノベルの定義に少女小説が当てはまらないからなんじゃないかと思う。
つまり、少女小説は「ライトノベル」じゃないんだよ。
少女小説はむしろロマンス小説なんかと同列に語られるべきで、それらは「キャラ萌え」じゃなくて「シチュエーション萌え」なんだよ! もちろんチュエーションはキャラに大きく影響されるけれど、でもキャラじゃないんだ!
と、なぜかロマコメ映画を観ながら考えるのであった(笑)。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/11/18 ¥980
(20日の日記を受けて)
なので、ケーブルTVでやっていたのを録画しておいた「アメリ」を観ました。

『デリカテッセン』『ロスト・チルドレン』で知られるジャン=ピエール・ジュネ監督が、モンマルトルの街で夢見がちに生きる若い女性の軽やかな日常を描いた、ポップなヒロイン・ムービー。 22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)は、ある日“他人を幸福にする喜び”に目覚めて密かな悪戯にひたっていくが、やがてひとりの青年に恋したこと…


実は、あれだけ話題になっていたこの映画、初めて観ました。
かわいい映画だなぁ。
そして、これってやっぱりパリだから成り立つファンタジーな気がする。ニューヨークや東京やロンドンでは、この雰囲気はでないだろうなぁ。

オドレイ・トトゥも可愛い。あのキュッって笑顔が、つい釣られて微笑みたくなってしまう。
オードリー・ヘプバーンとか、小泉今日子とか、思い出しました。

DVD ビデオメーカー 2002/08/02 ¥4,935
今週後半は出張してました。
で、ホテルに帰ってふとテレビを付けたらコレをやっていて、ついつい最後まで観てしまいました。

1876年のニューヨーク。レオポルド公爵(ヒュー・ジャックマン)は、挙動不審な男スチュアート(リーヴ・シュレイバー)を追いかけていくうちに、現代へとタイムスリップ。スチュアートはブルックリン・ブリッジの下に126年の時を縮める通り道を発見し、そこを通ってしまったレオポルドは、スチュアートの元恋人でキャリアウーマンのケイ…


やっぱロマンスってサイコーだなぁ。あり得ないとわかっていても、ツボを押されたように条件反射でほっこりシヤワセになってしまいます。
メグ・ライアンもかわいいし、公爵様なヒュー・ジャックマンも違和感ないし。
ハッピーな気分になれました。
おかげで、立食パーティでちゃんと食べられなかった夕飯を食べに出直そうと思っていたのに、結局そのままホテルで寝てしまいました。

なんだかコレで、ロマンス映画をもっと観たくなってしまいました。

DVD ハピネット・ピクチャーズ 2003/11/27 ¥2,940
1607年、イギリスを出航した船が”ニュー・ワールド”北米ヴァージニアに到着する。しかしそこにはすでに、ネイティヴ・アメリカンの人々が暮らしていた。船には反乱罪で繋がれていたジョン・スミス大尉がいた。船長は彼の命を惜しみ、ネイティヴとの交渉役を託す。しかしスミスはネイティヴの戦士たちに囚われ、処刑されそうになる、その彼の命を助けたのが王の娘ポカホンタスだった。2人は恋に落ちるが、やがてスミスは砦に戻らなくてはならない日が来る。


試写会で見てきました。
えーっと、正直に告白しますと、わたくしコレが初テレンス・マリック。どういう作風の監督かも知りませんでした。で、予告やら宣伝やらを見て、思いっきり、フツーのハリウッド映画かと予想していました。

あまりに予想と違う映画だったので、付いていきはぐれました……。

どういう映画かというと、ご一緒した映画をよく見るお友達が、
「緑の自然の中を人間が走り回るところを撮りたかった、ってのがよくわかった」
と喝破しておりました。そんな映画でした。

登場人物のモノローグがウザ、とか思いましたが(ファンの方、すみません)、でもモノローグがないと話の筋がほとんど見えなくなるくらいセリフの少ない映画でした。本来なら、そういう映画は好きなので、あらかじめそういう心構えができていたらもっと楽しめただろうにな〜と、ちょっと残念。

でも、絵はほんっとうにうつくしかったです。

あ、あと、(以下ネタばれ)




最初のテロップで「デヴィッド・シューリスも出てるんだ〜」と思ったものの、「どこ? どこに出てくるのデヴィッド・シューリスっ」と目を凝らしていたところ、「あっいた!!」と思った途端に死んでしまいました……。
そんな。

1 2 3 4 5

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索