去年いくつか見た映画で印象に残り、ここに記録を書いておこうと下書きを書き始めて途中で止まっているものが何本かあり、いつか書こうとは思っているのですが、とりあえず一番最近みたこの映画について。

伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録したアクション「バーフバリ 伝説誕生」の完結編となる第2作。蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーバセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーバは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シブドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーバに戦いを挑む。監督・脚本のS・S・ラージャマウリや主演のプラバースをはじめ、前作のスタッフやキャストが再結集。(映画.comより)


昨年末くらいから、ツイッターでちょくちょくこの映画を熱く薦めるツイートが流れてきていた。予告編は確かにすごい勢いのある絵面。興味を引かれたものの、これまでいわゆるボリウッド映画は見たことがなかったし(この映画はタミル語圏のボリウッドではなくテルグ語圏で制作されたらしいけれど知らなかった)、シリーズの後編だと聞いて、見に行くかどうか決めかねていた。
けれど、日を追うにつれてハマる人々が増えていく様子を見て、やはりこれは見に行かないと、という気になった。前作の内容は冒頭10分であらすじが入るから見ていなくてOK、と聞いたのも後押しした。
というわけで観てきたわけですが、もう何もかもが過剰で観ていてスカッとしました(笑)。
いわゆる「白髪三千丈」を映像で見せてくれる映画。もしくはジャンプマンガを3Dで見ている気分。画面がいちいちドラマチックで気分があがる。

事前にネットで見かけた映画評で読んでナルホドと思ったのですが、語り口は神話。とくに2は1の主人公の親世代の物語の回想なので余計に「語られる物語」的なのかもしれない。息子と父を同じ俳優が演じるのですが、この主人公はシヴァ神になぞらえられていて、様々な姿に変化して現れるけれど同じ神性である、というのはよく理解できる。
貴種流離譚であり勧善懲悪であり親の因果が子に報いたり、神話や物語でしばしば語られるモチーフがふんだんに盛り込まれていて、そこも安心して見ていられる要因かしら。
一方で国母の権力が強いのは母系社会の名残り?とか、主筋に忠実な奴隷身分の部下にみられるカースト制といった背景は知らない文化を感じて新鮮。

などなど、いろいろ語りたいことがあったのですが、観てから1か月以上経っているので断片的な感想をメモランダムに書き散らしてしまいましたが……。

まあ、一言でまとめれば「バーフバリ! バーフバリ!!!」って心で叫んでる(笑)。

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