お菓子探偵ハンナ・シリーズ第二弾! わたしの行く先々においしいクッキーと殺人事件がつきまとう……。
ミネソタの小さな町レイク・エデンは、いつになくにぎわっていた。ハートランド製粉主催による手作りデザートコンテストの第一回開催地に選ばれたのだ。
町いちばんのケーキ作り名人としてハンナも審査員に選ばれたが、審査員の中には意外な顔ぶれも。そのひとり、高校のバスケットボール・コーチであるボイド・ワトスンがこてんぱんに参加者のデザートを批評した夜、彼は何者かに殺された。そばにはハンナがあげたストロベリー・ショートケーキが。またまた死体の第一発見者となってしまったハンナはやっぱり探偵役をやるはめに……。
まあありがちではあるけれど、住人のほとんどの顔を知っているくらいの小さい町で、この物語が始まってほぼ半年で4人の人間が殺されて、そのすべてを主人公が発見している。
特に今回は、警察がほとんど仕事をしていないし、主人公も本業のクッキー屋さんはほとんどアシスタントにまかせっきりで仕事をしていない。
いいのか?
……読んでいるほうとしては、面白いからいいけど。
そして、独身で働く女が一人暮らしのアパートで猫を飼っているのが親近感を抱かせる原因なのだけれど。
(猫は推理にはまったくなんの役にも立っていません。)
このハンナ・スウィンソンシリーズとシャム猫ココシリーズを交互に読んでいることに深い意味はなく。
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