先日テレビでたまたま「リトル・ダンサー」を見て、父ちゃんのスト破りのシーンでいつもどおり号泣した、とツイートしたら、お友達から「ジェイミー・ベルくんいい感じに大きくなりましたよ」と聞き、気になって検索したら「崖っぷちの男」の弟だった!
とはいえ、この映画は気になっていながら結局見損ねていたので、TSUTAYAに行って借りてきた。私にしては珍しく準新作なのに。

「アバター」のサム・ワーシントン主演で、ある計画のため飛び降り自殺をしようと見せかける男と、その男と対峙する女性刑事の駆け引きを描いたサスペンス。30億円のダイヤモンドを強奪した罪で収監された元刑事のニックが脱獄。ニューヨーク・ルーズベルトホテル高層階から身を乗り出し飛び降りようとする。制止しようと説得する警察に対しニックは、最近の任務に失敗して後がない女性刑事リディアを唯一の交渉役として指名するが……。共演にエリザベス・バンクス、エド・ハリス、ジェイミー・ベルら。監督はドキュメンタリー出身で本作が長編デビュー作のアスガー・レス。
(映画.comより)http://eiga.com/movie/57259/


おもしろかった!
いきなりホテルの窓の外に立つシーンから、少し時間を戻して主人公が実刑判決を受けて刑務所に入っている元警官であること、そこから父親の葬式への参列から逃げ出すところまでをコンパクトに見せる。
後は主人公が飛び降りを示唆して衆目を集めている間に、兄の指示を受けた弟が恋人と一緒にある計画を実行するシーンがそれぞれ交互に描写されて緊迫感が続く。
兄は同じ警察内部の誰かにハメられたと主張していて、だれが裏切ったのか、本当に無実なのか、そして弟にやらせている計画の目的は?といった謎もてんこ盛り。
とはいえ緊迫状態が続くと観客も疲れてしまうので、そこは主人公と交渉人との気持ちの通じ合いや、気弱な弟としっかりものすぎる恋人のやり取りで和ませる。
最後の最後にどんでん返しもあって、完全に勧善懲悪で見終わった後もすっきりして気分がいい。

まあ、弟のやる計画にはいろいろとご都合主義というか上手くいったのは偶然でしかない点もいくつかあるけれど、見ている間にわれに返るほどの欠陥ではないので許せる。

よい映画でした。

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