読んでいた本を読み終わってしまい、帰りの電車の中で読む短い本はないかしら、と書店をふらふら歩き回って、「そういえば恩田陸をしばらく読んでいなかった」と、そのなかでも薄いものを手に取った。
けっして、タイトルに猫が入っているからではない。

本を開いてから、これが脚本だと知った。
脚本は読み慣れないのでどうかと思ったが、普通に面白く読めた。

高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ…。15年前の事件の真相とは?そしてこの宴の本当の目的は?著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。


でも、恩田陸なので「15年前の事件の真相」も「この宴の本当の目的」もなんとなく分かったような分からないような雰囲気で終わる。
ええー?!
でも、まあ恩田陸だから許せる(笑)。

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