御鑓拝借〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
2013年1月21日 読書記録第5紀(10.12~)
NHK正月時代劇がとてもおもしろかったので、
(感想はこちら→http://yogiribook.diarynote.jp/?day=20130106)
原作を読んでみました。
ドラマを見たときには「原作選んだ時点で8割勝利」と思いましたが、原作を読んでみて、確かに原作も面白いんですが、脚本および演出家の力も大きかったと思いました。
ドラマは原作をうまく端折って、登場人物も整理してわかりやすくしている一方、小説はディテールや背景を事細かに書き込んでいて、テンポは悪い。けれど、ふと、「ああ、これは講談のようなつもりで読むといいのかも?」と思ってからはうまくリズムに乗れました。
もうひとつ大きな違いは、ドラマはさすがにNHKだし正月の放送だからか、主人公に人を殺させない。だから視聴者も後ろめたさなく主人公に感情移入できる。
一方小説では、人を殺さないとなるとファンタジーになってリアリティを感じさせられないからか、かなりバッタバッタと人を切り伏せている。
それはもう、文字と映像との見る人に与えるインパクトの違いであって、ドラマはやっぱりあれでよかったと思います。
どちらが好きかというと、先に見たからか、ドラマのほうが好きです。
先週は満を持して「ホビット」を見てきたのですが、感想は少し落ち着いてから書きます~。
(感想はこちら→http://yogiribook.diarynote.jp/?day=20130106)
原作を読んでみました。
豊後森藩下屋敷の厩番・赤目小籐次は、大酒会で一斗五升の酒をあおって藩主・久留島通嘉の参勤下番の見送りを欠き、奉公を解かれる。だが、そこには小籐次のある目論見があった。江戸城中で他藩主から辱めを受けたことを通嘉から聞かされ、脱藩して意趣返しをする決意を固めていたのである。大名行列の襲撃―。小籐次の孤独な闘いが始まった。
ドラマを見たときには「原作選んだ時点で8割勝利」と思いましたが、原作を読んでみて、確かに原作も面白いんですが、脚本および演出家の力も大きかったと思いました。
ドラマは原作をうまく端折って、登場人物も整理してわかりやすくしている一方、小説はディテールや背景を事細かに書き込んでいて、テンポは悪い。けれど、ふと、「ああ、これは講談のようなつもりで読むといいのかも?」と思ってからはうまくリズムに乗れました。
もうひとつ大きな違いは、ドラマはさすがにNHKだし正月の放送だからか、主人公に人を殺させない。だから視聴者も後ろめたさなく主人公に感情移入できる。
一方小説では、人を殺さないとなるとファンタジーになってリアリティを感じさせられないからか、かなりバッタバッタと人を切り伏せている。
それはもう、文字と映像との見る人に与えるインパクトの違いであって、ドラマはやっぱりあれでよかったと思います。
どちらが好きかというと、先に見たからか、ドラマのほうが好きです。
先週は満を持して「ホビット」を見てきたのですが、感想は少し落ち着いてから書きます~。
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