砂漠でサーモン・フィッシング
2013年1月10日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
もともと予告をみて気になっていた映画だが、見た友だちから「砂漠BL」と聞いて俄然見に行く気に。
が、なんだかんだとタイミングを逸していたらほとんどの映画館で今週で終了。慌ててレディースデイのカイシャ帰りに見に行きました。
予告で想像していたストーリーと違ってました。
いえ、大筋はその通りなんですが、
(予想)
プロジェクトは成功するのか?6割
恋愛2割
シェリフとの友情1割
英国政府の腹黒1割
(期待)
プロジェクトの行く末+シェリフとの(濃密な)友情8割
恋愛1割
英国政府1割
(現実)
恋愛7割
プロジェクト1割
シェリフ1割
英国政府1割
と、いう比重でした。
原作は未読ですが、やっぱり恋愛映画にしないと制作費が付かなかったのでしょうか……。絶対にプロジェクトX風なストーリーに恋愛(と友情)が絡んだほうが面白かったと思うのですが。
映画を見てから知ったのですが、原作は、メールや行政文書等のドキュメントを連ねた形式になっているそうです。
どうりで、首相と広報官のやり取りがチャット(LINE)で効果的に表現されていたり、映画の始まりが1通のメールで始まったりしているのですが、後者の描写は原作に引っ張られすぎたような気がします。
私がプロジェクトXっぽい映画を期待していたから、というのはありますが、ここはやはり、砂漠とサーモンフィッシングの取り合わせの違和感をバーンと絵的に見せてほしかった。具体的には、
という描写から、代理人によるメールに繋がるとよかったんじゃないかなーと夢想。
また、イエメンで、砂漠の中に突如現れる鮭の生簀やダムの風景が今ひとつ感動的でなかったのも残念。まあ、これはいいロケ地が見つからなかったら仕方がないのでしょう。ここは予算的にも地政学的にも無理のいえないポイントなので目を瞑ります(笑)。
シェリフの美学は、もっともったいぶって出したほうがよかったんじゃないかしら。「傲慢な金持ちアラブ人」→「釣りを愛し英国文化に敬意を表し、けれども自分の国をもっとも愛してその未来を憂えている高貴な人」という印象の転換があるとより(BL的に)ドラマチックだったかと。
ヒロインのエミリー・ブラントは可愛くて○。ヒーロー(というか準ヒロイン)のユアンは、人付き合いが苦手だけど純粋な中年を愛らしく演じていました。←いろいろ間違ってる。
原作はドキュメントで構成されている、ということは、英語でも読みやすいかも。これまで数々の洋書にチャレンジして読了したことはなかったのですが、今度こそ……!!
が、なんだかんだとタイミングを逸していたらほとんどの映画館で今週で終了。慌ててレディースデイのカイシャ帰りに見に行きました。
砂漠の国イエメンで、鮭釣りがしたい──そんなバカげた仕事を依頼された水産学者のジョーンズ博士。持ち込んだのはイエメンの大富豪の代理人、コンサルタントのハリエット。不可能!と一蹴したものの、英国外務省も中東との緊張緩和のために支援を決定、首相まで巻き込んで荒唐無稽な企画が立派な国家プロジェクトに急展開!果たして、マトモな大人ならとっくに諦める、ムチャな夢物語の行方は?
予告で想像していたストーリーと違ってました。
いえ、大筋はその通りなんですが、
(予想)
プロジェクトは成功するのか?6割
恋愛2割
シェリフとの友情1割
英国政府の腹黒1割
(期待)
プロジェクトの行く末+シェリフとの(濃密な)友情8割
恋愛1割
英国政府1割
(現実)
恋愛7割
プロジェクト1割
シェリフ1割
英国政府1割
と、いう比重でした。
原作は未読ですが、やっぱり恋愛映画にしないと制作費が付かなかったのでしょうか……。絶対にプロジェクトX風なストーリーに恋愛(と友情)が絡んだほうが面白かったと思うのですが。
映画を見てから知ったのですが、原作は、メールや行政文書等のドキュメントを連ねた形式になっているそうです。
どうりで、首相と広報官のやり取りがチャット(LINE)で効果的に表現されていたり、映画の始まりが1通のメールで始まったりしているのですが、後者の描写は原作に引っ張られすぎたような気がします。
私がプロジェクトXっぽい映画を期待していたから、というのはありますが、ここはやはり、砂漠とサーモンフィッシングの取り合わせの違和感をバーンと絵的に見せてほしかった。具体的には、
緑滴るスコットランドの渓流で、1人の男が釣りをしている遠景。カメラが近づくと、その男はターバンを巻きイスラム風の衣装を着ていることがわかる。そしてその背後に、超豪華なイスラムのテントが張られ、絢爛豪華な調度でお茶の用意がされている。釣りをしていた男(シェリフ)は、テントの下でお茶をしながら優雅に「スコットランドの渓流がうちの近くにあればいいのに」みたいなことを呟く。
という描写から、代理人によるメールに繋がるとよかったんじゃないかなーと夢想。
また、イエメンで、砂漠の中に突如現れる鮭の生簀やダムの風景が今ひとつ感動的でなかったのも残念。まあ、これはいいロケ地が見つからなかったら仕方がないのでしょう。ここは予算的にも地政学的にも無理のいえないポイントなので目を瞑ります(笑)。
シェリフの美学は、もっともったいぶって出したほうがよかったんじゃないかしら。「傲慢な金持ちアラブ人」→「釣りを愛し英国文化に敬意を表し、けれども自分の国をもっとも愛してその未来を憂えている高貴な人」という印象の転換があるとより(BL的に)ドラマチックだったかと。
ヒロインのエミリー・ブラントは可愛くて○。ヒーロー(というか準ヒロイン)のユアンは、人付き合いが苦手だけど純粋な中年を愛らしく演じていました。←いろいろ間違ってる。
原作はドキュメントで構成されている、ということは、英語でも読みやすいかも。これまで数々の洋書にチャレンジして読了したことはなかったのですが、今度こそ……!!
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