ポトスライムの舟
2012年11月20日 読書記録第5紀(10.12~) コメント (2)第140回芥川賞受賞 ある日、世界一周の費用と年間手取り給が同額と気づいたナガセは、その日から執拗なまでの節約を試みるが…。生きること、働くことを問う、著者の新たなる代表作
そもそもは、この著者の最近のエッセー「やりたいことは二度寝だけ」の書評(http://www.47news.jp/topics/entertainment/2012/09/post_5274.php)を読んで、私もこの人と分かり合えるかも~と思い、まずは文庫になっているこの本から手に取った次第。
……えーと、主人公は世界一周費用と比較している年間手取り給に、いくつかのアルバイトをしているんですが、アルバイトもあわせた収入は私より多いんですが(大汗)。
私ももっと悲壮感を漂わせなければいけないんだろうか……。
というところでもう現実にかえっちゃってあまりのめりこめなかった。残念。
でも、こんなご時世にサラリーマンとして働く人のやるせなさや絶望感みたいなものが痛いほど響いて、本気でのめりこんだら自分の心が折れそうだったのもあるかも。
脱力系エッセーのほうは気持ちが楽に読めそう。
コメント
作者本人については西かなことの対談でみつけた
HTTP://www.shueisha.co.jp/tsumura/anke.pdf
が、おもしろかったです。
やっぱりなんとなくゆる~い普通の独身OLさんって感じですね。
絶対エッセーは共感できそう(笑)。