先日見た映画(感想はこちら→http://yogiribook.diarynote.jp/201205182247022356/)の原作を読んだ。

てっきりハーレクインのようなロマンス小説だと思い込んでいたので、読み進めながら「なんだか調子がでないなぁ」といぶかりながら、読むスピードも出ずにこつこつと1週間ほどかけて読み通した。途中で「なんでこんなに時間がかかるんだろう?」と思って総ページ数を確認したら、500ページを超えていた。そりゃ長いわ。
読み終わってから、ああ、いわゆるロマンス小説じゃないんだ~どちらかといえば一般恋愛小説なんだ~と納得。
ちなみに片岡義男があとがきを書いている。

先に映画を見ていたので、この原作から何をどうかいつまんで映画にしたのかしら、と考えながら読んでいた。
そういう意味では、かなり忠実に映画化している。最後の1章を除いて。

映画では、最後の1章にあたる部分(ネタばれしないように説明すると、いったん別れた2人がよりを戻すまで)をかなり端折っているけれど、小説ではとても丹念に、執拗に、ロマンス小説を期待している読者にはとても不親切に書き込んでいる。
でもここの、生活環境や文化が正反対の2人がなんとか歩み寄る部分が、実は一番面白かった。(映画と違うので初見で興味が引かれたから、というのもあるだろうけれど)

でも、薦めてくれた友人には悪いけど、これは私が求めていた「年下の男の子ががんばる年の差恋愛小説」じゃないんだ!
私はもっと軽くてらぶらぶなロマンス小説が読みたいんだ!
ようするに、BLでは性別(というか性が同じこと)が恋愛の障壁になっているけれど、それが年齢差(しかも女性が上)になっているような、そんな小説が読みたいんだーだーだー………


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