年下の男の子
2012年5月11日 読書記録第5紀(10.12~)マンションを買ってしまった、37歳課長補佐の恋の行方は?
銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。
契約翌日、新製品の健康ドリンクの宣伝用フリーペーパーをめぐって
トラブルが発生。価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。
これは、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。
担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の契約社員・児島くんと
夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか二人は話が合ったのだが…。
[解説・大浪由華子]
昨日読了した「陽だまりの彼女」を書店に買いに行ったとき、平台に並んで隣にこの本がありました。
あらすじを読むに付け今のワタシに非常に身につまされる設定で、むしろこっちのほうが読みたい、と思ったものの、いちおう初志貫徹して先の本を購入。3日かけて読み終わって、さて、満を持してこちらの本を買って帰りました。
で、一気読みしてしまったわけです(笑)。
14歳年下の男の子がアラフォー女子を熱心に追いかけてくれるなんて、ある意味「陽だまりの彼女」よりも激しいファンタジーだということは百も二百も承知の上ですが、こちらのほうが女性の気持ちに非常にしっくり来たわけです。
偶然ながらも、「陽だまり~」もこちらも主人公は企業の広告・宣伝関係の仕事をしていて、前者もそれなりに実情を踏まえていましたがこちらのほうがより描写が詳細でリアルだし。
マンションを買ってしまった出不精なアラフォー女子の繊細な感情の描写も、まるで自分のことを読まされているよう。
とはいえ、まあつまり、
一条ゆかり「砂の城」もしくは「恋のめまい 愛の傷」に萌えまくったのと同じツボにがっちり深くヒットした、という次第です。
萌えるよ! 若い男の子が迷いなく自分を好きになってくれて大切にしてくれてめちゃくちゃがんばっちゃうところなんて!! 主人公うらやましすぎ!!!
この2作品にアンテナの立った貴女は、明日すぐ書店に走ってこの本を買い給え。
決して後悔しないと保証します!
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