私は、子どもの頃はゼンゼン本を読まない子どもで、読むとしても「ツバメ号とアマゾン号」や「ナルニア国ものがたり」から冒険小説のほうに行ってしまって、「赤毛のアン」や「あしながおじさん」「若草物語」など少女の必読書にはまったく手を出していませんでした。
(とはいえルパンもホームズもかじっただけだったな。)

が。先日ついったーで「最近出たヴィレッジブックス版のあしながおじさんはロマンス小説」というつぶやきを読んで、それならちょっと読んでみようか、と思って手を出しました。

いやーハマった。うっかり電車を一駅乗り越すくらい夢中で読みました(笑)。

いまさらあらすじを説明するまでもない超有名小説ですが、ざっくりまとめると
孤児院育ちのジェーンが、理事の1人から援助を得て大学に入り、
理事に大学生活について報告をする手紙で構成される。
後にジェーンはその理事と結婚する。

理事からは返事は来ないことになっているのでずっとジェーン視点で話が進むのですが、
ときどきジェーンの周りに現れる紳士が「あしながおじさん」であると読者は知っているわけで
ジェーンのことを好きでたまらないおじさんが手紙を読んでつい気になって、
なぜかジェーンの前に(友だちの叔父の紳士として)出没したり
ジェーンの別の友だちのお兄さんに嫉妬して、友だちの家にバケーションに行くのを
おじさんとして阻止したり
ジェーンには分からないそれらの事情を、読者はニヤニヤしながら読み進められるという
たいへんな萌え小説でございました(笑)。

こんなロマンス小説だったなんで知らなかったよ!

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