パリの恋人
2012年3月10日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~) コメント (6)
今年のGWに、老母と子育てが一段落した姉と3人でイタリアへ行くことになりました。
で、姉から「イタリアの観光とか世界遺産を紹介するDVDを買ってみんなでみよう!」と指示されて、主にBookOffから世界遺産だのイタリアの絶景だの世界ふれあい街歩きだのを取り寄せているんですが。
今週の水曜だったかのNHK「クローズアップ現代」で、アニメの舞台になった街を訪れる、いわゆる”聖地巡礼”が紹介されていたとき、NHKのアナウンサーが解説の先生に
「でも、昔から『ローマの休日』を見てスペイン階段に座る、なんてやってましたよね」
と尋ねているのを聞いて、
「そうだ! ローマの休日も見なきゃ!!」
と思いつきました。
ローマの休日と、同じオードリー・ヘップバーンの「パリの恋人」がセットで安くなっていたので、まあじゃあこれにしてみようか、と購入し、ローマの休日は母に渡してきて、とりあえずおまけのコレを見てみたわけです。
(長い前置き以上)
そんな訳で何の予備知識もなく再生を始めて、いきなり歌を歌い出されて驚き(笑)、慌ててパッケージをよく見たら「ミュージカル映画」とある。
なーんだ、そうだったのかー。
それなら、なんだかありえないような無理やり展開も納得。
とはいえ、こそばゆい台詞や気恥ずかしくなるようなキャラクタに時々目を逸らしながら見終えたのでした。
まあ要するに、パリ観光をしつつ「マイ・フェア・レディ」する話。
見所は、書店員オードリーがカメラマン・アステアに見初められてモデルデビューして身につけるジバンシィのおっしゃれーなドレス。
……などと書いたら、リンクを貼らせてもらっているボースンさんに怒られてしまいそうですね(大汗)。
でもこれは「マイ・フェア・レディ」より制作が先。
いちばん無理やりだなぁと思ったのが、書店員オードリーが傾倒しているフランスの哲学という触れ込みの「共感主義」なんですが、これって要するにヒッピー文化をあてこすってて、いやもうなんだか。
でも、共感主義を提唱しているフランスの哲学の教授はちょっとS.ジョブズっぽくて格好よかった。真っ黒い服を着ているところや、最後にインドに行っちゃうところもジョブズ意識していそう。
で、姉から「イタリアの観光とか世界遺産を紹介するDVDを買ってみんなでみよう!」と指示されて、主にBookOffから世界遺産だのイタリアの絶景だの世界ふれあい街歩きだのを取り寄せているんですが。
今週の水曜だったかのNHK「クローズアップ現代」で、アニメの舞台になった街を訪れる、いわゆる”聖地巡礼”が紹介されていたとき、NHKのアナウンサーが解説の先生に
「でも、昔から『ローマの休日』を見てスペイン階段に座る、なんてやってましたよね」
と尋ねているのを聞いて、
「そうだ! ローマの休日も見なきゃ!!」
と思いつきました。
ローマの休日と、同じオードリー・ヘップバーンの「パリの恋人」がセットで安くなっていたので、まあじゃあこれにしてみようか、と購入し、ローマの休日は母に渡してきて、とりあえずおまけのコレを見てみたわけです。
(長い前置き以上)
そんな訳で何の予備知識もなく再生を始めて、いきなり歌を歌い出されて驚き(笑)、慌ててパッケージをよく見たら「ミュージカル映画」とある。
なーんだ、そうだったのかー。
それなら、なんだかありえないような無理やり展開も納得。
とはいえ、こそばゆい台詞や気恥ずかしくなるようなキャラクタに時々目を逸らしながら見終えたのでした。
まあ要するに、パリ観光をしつつ「マイ・フェア・レディ」する話。
見所は、書店員オードリーがカメラマン・アステアに見初められてモデルデビューして身につけるジバンシィのおっしゃれーなドレス。
……などと書いたら、リンクを貼らせてもらっているボースンさんに怒られてしまいそうですね(大汗)。
でもこれは「マイ・フェア・レディ」より制作が先。
いちばん無理やりだなぁと思ったのが、書店員オードリーが傾倒しているフランスの哲学という触れ込みの「共感主義」なんですが、これって要するにヒッピー文化をあてこすってて、いやもうなんだか。
でも、共感主義を提唱しているフランスの哲学の教授はちょっとS.ジョブズっぽくて格好よかった。真っ黒い服を着ているところや、最後にインドに行っちゃうところもジョブズ意識していそう。
コメント
>まあ要するに、パリ観光をしつつ「マイ・フェア・レディ」する話。
>見所は、書店員オードリーがカメラマン・アステアに見初められてモデルデビューして身につけるジバンシィのおっしゃれーなドレス。
でも、なんで怒られてしまいそうなんでしょうか?
まったくそのとおりですし!!
まああと、アステアのダンスも見どころですが、これはミュージカルとかダンスに興味が薄い場合はどっちでもいいだろうし(笑)
来てみたら「韓流」だったりしたら、多少内心怒ったかもしれませんが…(^^;)
(同名の韓流ドラマがあるらしくて、検索のときいつもジャマです…)
ちなみに、ジョブス教授は、時代的に少しヒッピーより早いので、むしろ実存主義とかそこらへんなんだろうと思います。モテてたのかなあ実存主義(笑)
検索してみたんです。
そうしたら、なんだかアステアさんにすごく思い入れを持ってらっしゃるみたいだったので、
見所にアステアさんを入れておかないといけないのかなー、でもダンスに興味がないので
よく分からなかったし…。ということで、上のような文章に落ち着いたのでした(汗)。
いや、正直、「アステアさんをあんな子どもみたいに嫉妬するんでなく、もっと大人の色気漂う男に描いたほうがロマンス映画としてよかったのでは…?」と思いましたです。
そっかヒッピーはもうちょっと後なんですね…。
実存主義! アメリカ人はフランスのインテリに無条件に憧れてたのかもですねー。
(そんな私はリアリスト…しょぼん)
imdbの人物ページ、アステアが一番なんですよね。
アルファベット順だからとはいえ、それでも他のAさんよりはやっぱ彼がトップだろうなあって。
www.imdb.com/name/nm0000001/
はい、すごく思い入れ持ってます。惚れてます。彼の映画DVD数十枚買ってます。
ラッキョ顔のおじさん(50年代はもうジーサンなんでしょうが…1989年生まれ、19世紀生まれだから)であっても、アステアのダンスに一旦魔法にかけられたら、「もうどんな女でもイチコロ」と、見るものには見えてしまうんですよね。
ただ、「芸」の世界のことですし、それでなくとも今現役で旬な人なわけではないですから、マジックにかかるかどうかは、当然おおいに個人差あり。
21世紀に入ってからでもかかる人はかかるようですが(さすがはアステア様…)、かからない人を責めるほど私も無茶は言いません(笑)
それこそ、お二人とものお好きなフィギュアスケートの世界でも、興味ない人には氷上の王子様もそのへんのフツーのあんちゃんだったりするでしょうし。私はフィギュアは割と好きなほうですが、たとえば同じミュージカルでも、タップダンスに比べるとバレエやモダンダンス系の踊りには興味が薄いので、そっち系のダンサーにはイマイチ惹かれません。マジックかかりません。しょーがないです(笑)
んで、オードリーとジバンシーの出会いというのは、これはこれでポイント高いと思いますし。
>私にとって一番の無理やりは…オードリーとアステアの年齢差でした。
>(そんな私はリアリスト…しょぼん)
大丈夫です、秋林さま。無理やりが通るかどうかは見る人しだいです。
50年代当時の観客は通したわけですが、だいたい昔の映画には、今よりずっと年齢差カップルって多かったですね。
オードリーは特に、年齢差カプの似合う女優さんではありますが、私はゲーリー・クーパーが相手役だった「昼下がりの情事」の方が年齢差感じて辛かったなあ(笑)。昔の二枚目の代表格なんだけど、クーパーって私の好みじゃないもんだから(←身勝手)。
えー年の差は萌え要素ですよ!(笑)
ただ、だからこそアステアにはもっと年上の魅力を見せて欲しかった。
とはいえオードリーがこどもっぽ過ぎるのも鼻につきました。
正直、仕事をいい加減にするヤツは好きになれない…
ひとえに脚本のせいとは思いますが。
>ボースンさん
ホントにこれは、私の中にダンス受容体が多くないゆえなので……。
もしかして、もうちょっと若いころの、一番脂の乗ってる頃のアステアさんだったら違ったかも~。
>ただ、だからこそアステアにはもっと年上の魅力を見せて欲しかった。
あーでも、それは難しいかもしれませんね(笑)
私も結構日常的に年の差萌えやってますが(爆)、アステアはダンサーなので、いきなり軽快に踊りだしたり超高速ステップ踏んだりしないといけません。
夜霧さまの「年上の魅力」というのが、ゆったりおっとり勿体ぶりだとしたら(私的にはそっち方向なので…)、ミュージカルである限り、十分な「年上ぽさ」は見られないのでは…
ただノン・ミュージカルのアステアを見ようとすると、彼60代になってしまいますので(笑)、見たいものだけごらんになられればいいと思います♪
逆に若い頃を試すとしても、ダンスの雰囲気にしろ顔にしろ、昔からあんな感じでしたし(笑)