リオ!ブルー 初めての空へ[ラテンビート映画祭]
2011年9月18日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)監督 : カルロス・サルダーニャ
声 : ジェシー・アイゼンバーグ、アン・ハサウェイ、ロドリゴ・サントロ
2011年 / アニメ・アドベンチャー / アメリカ・ブラジル / 96分
リオデジャネイロで生まれたコンゴウインコのブルーは雛のときに捕えられ、アメリカへ売られてしまう。だが、搬送中に逃げ出し、心優しい少女リンダに助けられる。15年後、ブルーは本屋を営むリンダと一緒に、穏やかに暮らしていた。ある日、店に現れた鳥類研究家のブラジル人チュリオは、ブルーは貴重な品種の雄鳥だ、と告げる。リンダとブルーは、チュリオの研究所にいる雌鳥ジュエルに会うため、ブルーの故郷、リオデジャネイロを訪れる。
ジェシー・アイゼンバーグ、アン・ハサウェイ、ジェイミー・フォックス、ロドリゴ・サントロという豪華キャストが声を担当している。サルダーニャ監督(『アイス・エイジ』シリーズ)はリオ出身。
公式サイト : http://www.rio-themovie.com/
予告の動画を見たときに、ジャングルの鳥たちの鮮やかな色彩に心奪われて見ることに決めた1本。
サウンドトラック ビデオ http://www.youtube.com/watch?v=xlXlbAfxnHk
その後、この秋に予定されていた日本公開が突然中止になったことを知る。
もともと3Dで作られていたけれど、当然映画祭では2D上映。
2Dで見ても素晴らしいと思ったけれど、これは3Dで見たくなる素晴らしい映像美。
鳥が主人公だから空中の飛行シーンが多くて(とはいっても題名から察せられるとおり、主人公のブルーはペットとして飼われていたので飛べない)、しかも舞台になるリオデジャネイロは起伏の多い地形で、例のキリスト像を巡って街を見下ろす視線とか、斜面を這い上がるように密集するスラム街とか、海岸線の向こうに見える急峻な丘とか何もかも絵になる(絵なんだけど/笑)。
カーニバルも壮観。
それから音楽もいい!ブラジルだからサンバなんだけれど、そのほかにも懐かしいPOPsとか(私に音楽のジャンルとか歌手の名前とか聞かないで……だれでも知ってる有名な曲)が効果的に使われている。
ストーリーとしては、ブルーとジュエルの鳥カップルが、その希少性からギャングに攫われて売り飛ばされそうになり、そこから逃げる逃亡劇と、飼い主のリンダと鳥類研究家のチュリオがブルーたちを探しながら仲良くなる2ライン。
どちらも気の強いOR目的のはっきりしている女性と、それに引っ張られるヘタレな男性という組み合わせでちょうど写し絵のよう。
ギャングに飼われている凶悪な白いインコと、その手先となる猿軍団がまたいい味だしてる。
途中でハンググライダーの飛ぶシーンが出てくるのだけれど、昔やってたんでそのときの飛ぶ感覚を思い出してとてもワクワクした。
3Dは「ヒックとドラゴン」しか見ていないけれど、ドラゴンに乗って飛ぶ飛翔感とはやっぱり違う。3D公開が今からでも実現するものならぜひ見に行きたい。
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