先週月~水までNHK BSプレミアで放映していた、英BBC制作のドラマ。

NHK公式 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock/

いつの間にか古典的な探偵の代名詞となってしまった「シャーロック・ホームズ」。しかし、元来、彼は非常に現代的な男だった。
シャープで気難しく、ちょっとアブナイ男。今、シャーロックがその本来の姿で戻ってくる。

自称「コンサルタント探偵」のシャーロック・ホームズと、元軍医ジョン・ワトソン。シャーロックの頭脳とジョンの現実主義が融合し、複雑な迷路のような謎をひもといていく。

コナン・ドイルの原作を大胆にアレンジした「21世紀版シャーロック・ホームズ」。2010年、イギリスBBCで放送され大反響を呼んだ話題作。


現代を舞台にしたシャーロック、と聞き、写真の二人を見る限り、初めは全然期待していませんでした。
シャーロキアンでもないし原作もまともに読んでいないし、ジェレミー・ブレット版のドラマも見てませんでした。
ただ昨年公開されたリッチー版ホームズが楽しかったので、その流れでいちおう押さえておこう、程度の気持ちで見ました。

で、なんかはまっちゃった?って感じです(笑)。

ホームズについては一般教養程度にしか知らないのですが、上手く現代に置き換えているなぁと。
まさに19世紀のホームズは現代で言えばソシオパスみたいなものだったんでしょうし、ワトソンはアフガンでの戦争帰りの軍医なんて、現代でもそのまま使える設定ですし。
ホームシェアリングする独身男性二人はやっぱりカップルかと思われるし(笑)。
携帯電話が普及したことでそれまでのミステリが成立しなくなった部分もありますが、逆にこのシャーロックは携帯電話駆使してるし。
ワトソンはホームズの事件を本ではなくブログに書いているし、シャーロックも自分でサイトを持ってるし。そこにモリアーティが偽名でコメント書き込むし(笑)。

なんというか。制作者たちもシャーロキアンらしく、その原作への愛を思う存分細部に至るまで注ぎ込んでいるあたり、ジャクソン版指輪物語に通じる通好みな造りになっていて、その溢れる愛は原作を知らない人にも伝わるんだなぁと思います。

正直、シャーロックを演じているベネディクト・カンバーバッチって、変な顔ですよね。長いし。(←身も蓋も……)爬虫類っぽいし。
でも、しばらく見ているといつの間にか目が離せなくなってるんです。
で、録画したのを(シーズン1は90分×3回)×3回くらい見返していると、いつの間にかシャーロックが艶っぽく感じてくるんです。
変だ……おかしい。

ちなみにワトソン役のマーティン・フリーマンは、ジャクソン監督が撮影中の「ホビットの冒険」でビルボを演じていますが、カンバーバッチはラスボスのドラゴンの声を当てるらしいです。
ドラゴン、と聞いて心底納得します。(爬虫類顔だから)

シーズン2は先日撮影を終えたらしく、来年早々にイギリスで放映予定。
日本に来るのはその後か……。
待ち遠しいです。

コメント

秋林 瑞佳
2011年8月29日19:58

予約時間間違えました…あんなに指折り数えて待ってたのに…。
再放送待ちです。

>シャーロックを演じているベネディクト・カンバーバッチって、変な顔ですよね
キリアン・マーフィーをベースにケビン・ベーコン足して、ウィレム・デフォー掛けたようなルックスだと思います。

夜霧のネオンサイン
2011年8月29日21:08

>キリアン・マーフィーをベースにケビン・ベーコン足して、ウィレム・デフォー掛けた

……ら、もっとこうカッコいい顔になりそうな気がするのですが(笑)。

天照大神
2011年8月29日23:59

あれ、実はあっしも予約失敗。というか、忘れてた。><
というわけで、お友達に送ってもらいましたw
これから観るのが楽しみ。
うほ

夜霧のネオンサイン
2011年8月30日8:43

よく考えると謎解きが強引だったり別の可能性を無視してたりと、
ご都合主義な部分もありますが、
スピーディな話運びで疑う隙を与えません。
そしてラストで「あーーーッ」となる(笑)。

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