シンパシー・フォー・デリシャス
2011年8月8日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
「キッズ・オールライト」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロの初監督作。
というか、オーランド・ブルームの久々の出演作。
前情報なく日本版DVDのジャケットを見て、この作品の主演を一度で当てられたらすごい!(笑)
主演のクリストファー・ソーントンは、演劇学校在籍中に登山中の事故で実際に半身不随となった。それでも車椅子に乗ったまま舞台俳優として活躍していたけれど、やはり得られる役に制限があるため、車椅子の人間が主人公の映画脚本を自分で執筆。ルームメイトだったラファロが脚本を読んで映画化を決意したとのこと。
寓話的なモチーフで、シンプルな筋立ての中に様々な人間模様が盛り込まれていておもしろいのだけれど、うーん、もうちょっと脚本が整理できたんじゃないかと感じるところが残念。
ディーン(とそのギフト)を中心に、神父(聖)とパンクロッカー(俗)を対照的に配置して、Dがそれぞれに揺れたり、それぞれがDの力に対して渇望したり嫉妬したり、聖と俗が入れ替わったり、というような絵が見えるともうちょっと洗練された感じになったと思う。
でも、最後のエピソードがとてもよかったし、見終わった後もいい印象が残る佳作ではあると思う。
……日本版DVDのジャケットに惑わされてあらぬ期待を抱かなければね(笑)。
というか、オーランド・ブルームの久々の出演作。
前情報なく日本版DVDのジャケットを見て、この作品の主演を一度で当てられたらすごい!(笑)
伝説的DJとして名を馳せていたディーンこと“デリシャスD”だが、事故により体が麻痺し、スラム街での車上生活を強いられていた。そんな時、彼はジョーという情熱的な神父に出会う。ある日、ディーンは、自分が人々を治癒する力を秘めている事に気づく。だが、運命のいたずらか、自分自身を治癒する事は出来ない。神父ジョーは彼の力を用い、不自由な人を治していくと、たちまち彼の周りは人で溢れかえる。ディーンは次第に欲を覚え、この力を富と名声を得る為に使う事に決める。彼はかつて成し得なかった音楽での成功へとぶつけるべく、カリスマ的リーダー“ステイン”率いるロックバンドに加わる。そこでベーシストのアリエル、マネージャーのニーナ・ホーグと共に新たなステップを歩み始めようとするが……。
主演のクリストファー・ソーントンは、演劇学校在籍中に登山中の事故で実際に半身不随となった。それでも車椅子に乗ったまま舞台俳優として活躍していたけれど、やはり得られる役に制限があるため、車椅子の人間が主人公の映画脚本を自分で執筆。ルームメイトだったラファロが脚本を読んで映画化を決意したとのこと。
寓話的なモチーフで、シンプルな筋立ての中に様々な人間模様が盛り込まれていておもしろいのだけれど、うーん、もうちょっと脚本が整理できたんじゃないかと感じるところが残念。
ディーン(とそのギフト)を中心に、神父(聖)とパンクロッカー(俗)を対照的に配置して、Dがそれぞれに揺れたり、それぞれがDの力に対して渇望したり嫉妬したり、聖と俗が入れ替わったり、というような絵が見えるともうちょっと洗練された感じになったと思う。
でも、最後のエピソードがとてもよかったし、見終わった後もいい印象が残る佳作ではあると思う。
……日本版DVDのジャケットに惑わされてあらぬ期待を抱かなければね(笑)。
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