ある日どこかで (映画)
2011年4月3日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)舞台の初演を終えた脚本家リチャード(クリストファー・リーブ)のもとに、一人の老婦人が現れる。「帰ってきて」という言葉とともに金時計を手渡して立ち去った彼女。8年後、リチャードはあるホテルの資料室に飾られた一枚の写真に心惹かれる。写っていたのは1912年にそのホテルで公演した女優エリーズ (ジェーン・シーモア)。彼女こそ、あの老婦人の若き日の姿だった。エリーズへの想いが日増しに募るリチャードは、ついに時空を超えて彼女に会おうと試みるが・・・・。 (Amazonより)
以前、タイムスリップ・ラブロマンスがマイブームだった折に、この映画の原作にも手を出した。
が、あまりに冗長な導入部分に、主人公が過去へタイムスリップする前に挫折。
長らく放置していたのだけれど、TOHOシネマの「午前10時の映画祭」で上映しているのを知り、みてきました。
導入部分からかなり脚色されていて、最初のシーンからゾクゾクするほど切ない話になっていました。
まあ、タイムスリップのSF的説明は呆れるほど簡単だし、タイムスリップ・ラブロマンスで一番難しいラストの締め方は、一昔前なら許されただろう●●ネタだし、「タイムスリップもの」としてはあまり評価できないのですが。
「ラブロマンスもの」としては大変満足でした。
なんと言ってもクリストファー・リーブのスタイルのよさが!! なんて正統派スーツの似合う体型なんでしょう。コリン・ファースもかくや、という見事な逆三角形で惚れ惚れしました。
さらにはヒロインであるジェーン・シーモアも可愛らしく気品があって。
この2人が、午後の陽光きらめく湖畔の森で初めて直接顔をあわせるシーンの美しさといったら、エリーズ求めて数十年をタイムスリップしてきたリチャードはさておき、エリーズだってそりゃもう一目惚れするだろうよ、というくらいの素敵なシーンでした。
堪能。
コメント