これまでも結構気の多かったジュリー警視だが、ジェーンなる若き未亡人に会った途端に本格的な恋心に取り憑かれてしまった。だが気になるのは、その美貌を時折り暗い影がよぎることだ。謎を解く鍵は亡くなった夫の過去にある。かつてジェーンが夫と暮らしていたという湖水地方へ行ってみたい、と思った矢先に予想外の事件が…。
マーサ・グライムズ、498ページ、出版社: 文藝春秋 (1993/12)、ISBN-13: 978-4167218133
(Amazonより)


……だから何故アマゾンから書影を引っ張ってこれないんだ?(嘆息)。

まあいい。気を取り直して。
これはマーサ・グライムズというアメリカの女性作家による、イギリスのスコットランド・ヤードの警視と爵位を返上した元貴族が仲良く事件を解決する(<すごく間違っている)、なんというか「憧れる対象のイギリス」を舞台にしたミステリのシリーズです。
で、この二人が女性からモテモテなのはなんというかライトノベル?という感じのノリなのですが、この小説のいいところは、健気でこまっしゃくれた子どもたちと、飄々として斜に構えている老人たちの個性的なキャラクター造型。ホントにいい味だしてます。

ちなみにこの本はシリーズの第11巻め。
シリーズはすでに絶版でBookOffオンラインで入手して、しばらく放置していたのをふと思い立って読み始めたのですが、いったい自分が何故、このシリーズの途中の巻を買おうと思ったのか、それが思い出せない……。
でもおもしろかったので1巻から読んでみようと思います。

コメント

天照大神
2011年2月25日2:00

最近、”主人公がモテモテ”というのに反応してしまいます。

私も勇気をもらいました!!!(笑)

夜霧のネオンサイン
2011年2月26日2:24

天照さん。
すごいですよね~。>勇気の源(笑)
下手すれば犯罪呼ばわりされてもおかしくない……!!

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