現代スペイン読本 知っておきたい文化・社会・民族
2009年2月10日 読書記録第4紀(07.10~) コメント (3)
ただいま絶賛スペイン強化月間。<なにそれ
この本は、現代の……というかフランコ独裁が終わった1975年以降のスペインについて歴史・文化・政治経済等々15のテーマでそれぞれの分野の専門家が書いた文章をまとめたもの。1つのテーマについて20ページ前後が割かれているので、前から順に読む必要はなく、関心のある章を拾い読みしてもいい。
というか、書き手がばらばらなので内容の濃度や読みやすさもばらばら。第1章の、フランコまでのスペインの歴史を概観した章など校正漏れの誤字・脱字が散見されてかなりどーしよーかと思う内容だったけれど、現代史の部分は、自分の記憶にもうっすらと残ることがきちんと説明されていて非常におもしろかった。
ちなみにわたしにとってのスペイン史とは、
アルタミラ→密偵ファルコ→アルハンブラ宮殿→レコンキスタ!→女王フアナ→Fresh & Blood(カルロスI世)→(この辺でアラトリステ?)→マチュリン先生→ガウディ→ゲルニカ→パンズ・ラビリンス→風の影→バルセロナ・オリンピック→マドリッドの列車爆破テロ
って感じで、なんかすごく間違ってるらしいので(「誰がために鐘はなる」は? ドン・キホーテは? コロンブスは?)、この本を読んで整理できて、これからスペイン映画を見ても時代背景がよく分かると思います。(……それか)
というか、吉田彩子先生(「スペインの現代社会」担当)! 超絶おもしろい文章書くなぁ。たびたびスペインに滞在していて、スペインとスペイン人を愛しているけれどだからこそ辛らつな物言いもできる、というか。大学の先生なんだけれど、スペインについてのエッセイ書いてくれないかなぁ。
この本は、現代の……というかフランコ独裁が終わった1975年以降のスペインについて歴史・文化・政治経済等々15のテーマでそれぞれの分野の専門家が書いた文章をまとめたもの。1つのテーマについて20ページ前後が割かれているので、前から順に読む必要はなく、関心のある章を拾い読みしてもいい。
というか、書き手がばらばらなので内容の濃度や読みやすさもばらばら。第1章の、フランコまでのスペインの歴史を概観した章など校正漏れの誤字・脱字が散見されてかなりどーしよーかと思う内容だったけれど、現代史の部分は、自分の記憶にもうっすらと残ることがきちんと説明されていて非常におもしろかった。
ちなみにわたしにとってのスペイン史とは、
アルタミラ→密偵ファルコ→アルハンブラ宮殿→レコンキスタ!→女王フアナ→Fresh & Blood(カルロスI世)→(この辺でアラトリステ?)→マチュリン先生→ガウディ→ゲルニカ→パンズ・ラビリンス→風の影→バルセロナ・オリンピック→マドリッドの列車爆破テロ
って感じで、なんかすごく間違ってるらしいので(「誰がために鐘はなる」は? ドン・キホーテは? コロンブスは?)、この本を読んで整理できて、これからスペイン映画を見ても時代背景がよく分かると思います。(……それか)
というか、吉田彩子先生(「スペインの現代社会」担当)! 超絶おもしろい文章書くなぁ。たびたびスペインに滞在していて、スペインとスペイン人を愛しているけれどだからこそ辛らつな物言いもできる、というか。大学の先生なんだけれど、スペインについてのエッセイ書いてくれないかなぁ。
コメント
歴史映画じゃないけど、スペイン映画で「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」という(ミもフタもない)タイトルの社会派娯楽作品があるので、機会がありましたらぜひ。あ、でもDVD出てないかも…。ハビエル・バルデムのママが出ています。彼が女装したかと間違うほどソックリ。
ところで何ゆえバスク?
スペイン映画のオススメありがとうございます~。探してみますね♪
「絵に描けないスペイン」 【堀越千秋著】
2/21 放送のNHK週間ブックレビューでおすすめの一冊として紹介された本。
スペイン在住30年の日本人画家のエッセイで、スペイン人の暮らしぶりとか気質を、ユーモアたっぷりに書いているみたいです。
(知っていたら、ゴメンナサイ)
ラテン系の国って面白そうですよね。
私はオランダとかドイツとかフランスより北にしか行ったことがありません。
彼らでも日本人と較べたらユーモアはありますが、でも、印象が真面目ですよね。
それと較べると、イタリアとかスペインと聞くと、見かけからして人なつっこい、というイメージがありますね。
スペインの建物と青い空を見に行きたいですね。
でも一度行ったらはまってしまいそうなので、後々の楽しみに残しています。