先に読んだ「満天星」がとても好みだったので、同じ著者の1冊前に出たこの本を読んでみた。

モデルをやっていて誰とでも仲良くできる攻×日本史と本が好きで人間関係を築くのが苦手な受(高校教師)

高校時代に一瞬付き合っていたものの、別れた二人が6年後に再会する。現在の話を語りながら、ところどころ回想で過去の二人が断片的に描かれ、二人が別れた理由はずいぶん後になって明かされる。
前半の「First Love」は受視点で再会してから想いが通じ合うまで。後半の「Last Love」は、攻視点で想いが通じ合ってから以降。

いやー。タイヘン久しぶりに胸がズキズキするほど切ないBLを読みました。
やっぱりこの作家の作品、好きだわ。
攻の受に対する執着がもうタマリマセン。古い本だけれど、榊花月「抱きしめたい」シリーズを思い出させる組み合わせです。あちらの攻のほうがダメダメで受は流されて、読者はジェットコースター並みに振り回された挙句に、とうとう二人が別れてしまってから最終巻が出るまで数年放置、というサドっぷりですが、あれ(ノベルス全5巻)をぎゅっと凝縮してあんまり辛くない風に薄めた(とはいえエッセンスは残ってます)、という感じ。

あんまり気に入ったので、他の人はどう思っているんだろう、とブログ検索で感想を探したのですが……あれれ。そもそもあまり数がヒットしない上、7割の人はあまりピンと来ないらしい……。
これは、買い支え+売り込みしないと新しい作品が読めなくなる恐れがあるということ?
それは困る~。

と、いうわけで、どちらかといえば古いBL読みの方、騙されて(<騙してるのか?!)読んでくださいませ。

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