仕込みも済んだ「ダークナイト」を観てきました。

ハルクは公開初日に見に行ったのに、ダークナイトはこんなに(ってほどでもないか)遅くなったのは、
「ああ、これを見たらヒースの映画が終わってしまう……」
のがいやだったからかも、と見ていて思った。
それほどヒース・レジャーのファンというわけではなかったのだけれど。

映画の中で、ヒースはいなくて、ジョーカーという「人間」もいなくて、ただ「悪」がいました。
その「悪」は、けれどひどく人間くさいのでした。そして、チャーミングでさえあるのでした。
ヒースが神経をすり減らしてまで作り上げた「ジョーカー」は、昇華しきった「悪」でした。

ヒースというと、ブロークバックよりもネッド・ケリーよりも、ロック・ユー!の一途な田舎の青年の、ちょっとはにかんだ微笑を思い出します。
(ブラザーズ・グリムに出ていたことは失念していました……)

ご冥福をお祈りします。

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