「王と最後の魔術師」
2008年7月19日アメリカのファンタジー作家エレン・カシュナーの傑作ファンタジーゲイ小説「剣の輪舞」の60年後の世界を描く続編。
密林ページ>http://www.amazon.co.jp/dp/4150204705/
わたしは前作の、「剣あり魔法なし竜もなし」な宮廷陰謀劇なところが好きだったので、主人公の歴史学博士が「古代、魔術は存在した」と言い出したところでいかがなものか、と思いました。
それでも、この歴史学博士がもう一人の主人公のお貴族様の坊ちゃんとらぶらぶになったら、BLを読んでいるような気分で楽しく読み進めることができました。
でも、辛かったのは主人公二人があんまり頭よくないところ……しかももう一人の敵役も頭悪……。そして女性のキレのよさ・強かさばかりが目立つお話になっておりました。
そして、一番笑ったのは解説(by石堂藍)による以下の一文。
「(前略)緊張とエロスは、おそらく、ホモセクシュアルでしか書けない(というよりも、ヘテロでは女性の作家は書きたくもないし女性の読者は読みたくもない)ものだろう。」
よくわかっていらっしゃる。
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わたしは前作の、「剣あり魔法なし竜もなし」な宮廷陰謀劇なところが好きだったので、主人公の歴史学博士が「古代、魔術は存在した」と言い出したところでいかがなものか、と思いました。
それでも、この歴史学博士がもう一人の主人公のお貴族様の坊ちゃんとらぶらぶになったら、BLを読んでいるような気分で楽しく読み進めることができました。
でも、辛かったのは主人公二人があんまり頭よくないところ……しかももう一人の敵役も頭悪……。そして女性のキレのよさ・強かさばかりが目立つお話になっておりました。
そして、一番笑ったのは解説(by石堂藍)による以下の一文。
「(前略)緊張とエロスは、おそらく、ホモセクシュアルでしか書けない(というよりも、ヘテロでは女性の作家は書きたくもないし女性の読者は読みたくもない)ものだろう。」
よくわかっていらっしゃる。
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