ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版
2008年1月15日 映画鑑賞記録第2紀(05.12〜) コメント (2)第二次世界大戦直後のシチリア島。村唯一の娯楽は、映画館『パラディソ座』だった。映画の魅力にとりつかれた少年トトと、彼が父代わりに慕った映画技師アルフレードとの心のふれあいの物語だ。 2作目の本作で89年アカデミー外国語映画賞を受賞したジュゼッペ・トルナトーレ監督は、シチリア島の出身である。イタリア南部が抱える貧…
そしてこちら。
今まで見た映画の中でベスト10を挙げれば絶対に3位より下に来ることのない、言わずと知れた名作です。映画館で公開されていた当初、銀座に見に行ってぼろぼろ泣いてパンフレットを買った思い出深い映画のクセに、実は今まで完全版を見ていませんでいた。
いや〜!!! もう全然別物じゃないですか!!!
そしてさらに、まだ高校生だった(年バレる)初見のころの私には理解できなかったここそこが、この歳になって分かるのが嬉しいっていうか哀しいっていうか(涙)。
完全版のほうが、映画を愛する者の業の深さがより深く抉られていて、なおさら最後のあのシーンが胸に迫ります。正直キツかった。映画に魅せられた者の孤独が――トトのではなく、アルフレードの業が、重量級でのしかかってくる感じです。
すごい映画だ。圧倒されます。
で、えーと、最近myブームなフィギュアスケートの、というかカナダのジェフリー・バトル選手の話に持ってきますと。
なんでこの映画を見直したくなったかというと、夏に原チャリの飲酒運転が発覚して謹慎処分になった織田選手を、春のアイスショーで生で見たときに滑っていたのがこの曲だったからです。
それまではコミカルな演技しか記憶に残ってませんでしたが、こういうエレガントな曲での演技もすごくしっくりきて印象深かったので、12月の全日本選手権にも欠場して事実上今季の復帰はなくなって、リンク上で織田選手を見られない代わりにこの映画を見たくなったのです。
でも。でもでも。
この曲はぜひ、現役男子フィギュア選手の中でも高い音楽性を評価されているバトル選手に演じてもらいたい。
ていうかもうバトルが滑ったらゼッタイにそれだけで泣けるのが分かりきっている。もはや禁じ手と言ってもいいくらいのハマり曲だと思うんだけどなぁ。
だから2年後のオリンピックシーズンにはぜひ、これをFSで使ってください。と、東の方へ向かって念じておきます(笑)。
DVD 角川エンタテインメント 2006/03/03 ¥2,500
コメント
なんかすごい云いまわしっスね!(わはは!)
男子フィギュアというと、いま人気あるのはやっぱ夜王(高橋くんのこと)なのかなあ…。ジェフリーくんのファンサイト見に行ったら、ジェフリーくんの好きなもの一覧に、ずいぶんと玄人好みでシブイ俳優の名前があるなあと思ってたら、キルスティン・ダンストの名も。若い子だと、となりのおねーちゃん風がお好きなのか…。
すごい言いえてますね!(笑)
わたしもあの人をみるとホストにしか思えません……。最近の演技は好きなんですが。
ジェフリーくんは、実はインテリというか、結構マニアックな映画を観てますよ。昨季と今季のフリーは「アララトの聖母」というアルメニア大虐殺を扱った映画の曲を使ったりしてますし。