刊行当初、書店で見かけていたのに、いざ買おうと思ったら軒並み売り切れていて買えず。
諦めて密林にて購入。

竹書房から出ているものの、麗人掲載は表題の一作のみで、後はシャレード掲載作。
ビブロスが潰れてから、BLバブルも傾いたかあちこち休刊やらなにやらが続き、作家や作品が出版社間を迷走しているような気がしますが、そのせいでか、昔の作品が復活したりして悪いことばかりでもないような。

短編集とはいえ、「ああ爆弾」シリーズ(ギャグ)は5話も載ってる。表題作とその次のは、ほのぼのいい気分の読後感。最後の短編は重めのシリアスだけれど、最後に希望を残しているところがいいし、初期の山田ユギ作品にあった、割り切れないやるせなさみたいなのが感じられる。
……いきなり監禁された次のページで感極まっちゃってるノンケの顔にはどうかと思うが(笑)。

ISBN:4812467705 コミック 山田 ユギ 竹書房 2007/11/07 ¥590

コメント

秋林 瑞佳
秋林 瑞佳
2007年12月14日20:35

メインは「ああ爆弾」なのに、竹書房から出ているので「ありえない二人」が表題作になってるんだろうなあと思いながら、読みました(もちろんカバー外して!)。シャレードも体力なくなっちゃったなあ。シャレード掲載の山田作品、ヒット率高かったのに。

>昔の作品が復活したりして悪いことばかりでもないような。
いまそれで注目しているのが、「KAREN文庫 Mシリーズ」。好き・嫌い・ニガテは別にして、なんつータイトルを出してくるんだ!あなどれん!と思ってます。いまに須和雪里さんの「サミア」あたりもココから復刊してきそうな…。なんとなく…。

夜霧のネオンサイン
夜霧のネオンサイン
2007年12月15日20:41

りょうさんのところの秋林さんの書き込みを見て、慌ててカバーを外してみました(笑)。

>須和雪里さんの「サミア」
あれはある意味BL黎明期の伝説に近いものがありますからね〜。
ウチのロフトを掘り返したら出てくるはずなんですが(苦笑)。

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