古美術業界を舞台にした、古美術商相手に贋作を仕掛ける「目利き殺し」をテーマにしたミステリ。

最近コンゲームに関心があって読んでみた。
古美術業界の薀蓄が詰め込まれていて、とある殺人事件の解決にも「一般には知られていない古美術業界の常識」がヒントになっていたりしておもしろい。

でも、ライトノベルじゃないからか登場人物たちの見た目の描写はほとんどなくて、重要な登場人物である、主人公に「目利き殺し」をそそのかす人物の見た目も年齢も描写がないので、てっきりおじいさんだとばかり思って読んでいた。
実は若いハンサムだったらしい……。

なかなか本筋に入らないなぁ、登場人物の描写が薄いなぁと思いつつ読んでいたらいつの間にか500ページの文庫の半分まで進んでいた。最初のつかみが重要なのは、やっぱりライトノベルの特性なのかしら?

ISBN:4062648547 文庫 北森 鴻 講談社 2000/05 ¥780

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