最近話題のこの本を読んでみた。
前半は、野口英世から説き始めて人がいかにDNAによる自己複製の仕組みを明らかにしてきたか、後半は、うまく要約できないけれど、生物の細胞がいかにタンパク質を合成するか?ということを、文系にも分かりやすく、やや叙情的に(笑)解説している。
特に前半は、19世紀末からの科学史っぽいところもあり、とても面白かった。野口英世がそんな人だとは思わなかったよ〜。

先週、リンクを張っているおむすびウーマンさんと日本海側へ旅行したのだけれど、特急電車の中で、彼女がうとうとしている間にわたしはこの本を読み進めていた。
彼女が目を覚ましたとき、彼女をほっといて本を読んでいたことを少々後ろめたく感じて、
「いまこんな本を読んでいるんだ〜」
と言ってカバーを掛けていた本の内表紙を捲って見せたら、驚いた彼女がカバンから取り出したのも同じ本だった。
2人して顔を見合わせて爆笑。

そんな話をカイシャの隣の席のバリバリ理系+体育会系のお姉さんに話したら、
「ええっ、旅行に本を持っていくんですか?!」
と、意図したところと別の部分で驚かれた。

……持っていくよねぇ、本?

ISBN:4061498916 新書 福岡 伸一 講談社 2007/05/18 ¥777

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