動物学者で、遺体の収集と分析から研究をしている人が、自分の研究について述べている本書。
著者の遺体に対する熱意が迸っていて、とても面白かった。特に、時間が経つに連れてどんどん腐敗していく死体を前に、いかに迅速に解剖するか、どの部分を保存するかなどを判断していく様は非常にスリリング。
「6本指である」と云われるパンダが笹を手に持つ構造を、従来の説を引っくり返して解き明かす辺りなどとてもおもしろかった。
でも、ときどき遺体の解剖写真が出てくるので、弱い人はご注意あれ。

ISBN:4480062203 新書 遠藤 秀紀 筑摩書房 2005/02/08 ¥735

コメント

天照大神
天照大神
2007年8月27日22:51

うわ〜!!
読みたい! と思ったけど、電車の中では読めませんね…。
特に朝……。汗)

夜霧のネオンサイン
夜霧のネオンサイン
2007年8月28日18:10

解剖写真といっても内臓でなくて手の部分ですしモノクロ写真なので、じっくりのぞき込んで見られなければなんのことだか分からないと思いますよ。
と、通勤電車で読み終わった自分が言っても説得力ないかしら(汗)。

天照大神
天照大神
2007年8月28日22:17

あ、やっちまってたんですね…。( ´_ゝ`)
じゃあ、いっか。大丈夫ですね! きっと…!

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