まだ密林でヒットしないので、公式サイトをリンク。
「アズールとアスマール」
http://www.ghibli-museum.jp/azur/

青い目のアズールと黒い目のアスマール。乳兄弟である2人は、かたや領主の息子で、かたや他国者の貧しい乳母の子。教育も受けられず、母親と共に屋敷を追い出されたアスマールはヨーロッパとそこで暮らす人々を恨むようになる。一方、乳母の母国に希望を抱いていたアズールも差別的な迷信がはびこる現実から逃れるように目を閉ざし、盲目を装う。その果てに物乞いに転落したアズールの前に、女大商人となった乳母とその息子・アスマールが現れ、アズールとアスマールの立場が大きく逆転する…。『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督が、異なる人種と民族、文化圏に対する差別や偏見に問題を投げかけながら、少年の自立と成長を描いたアニメ作品。


同じ監督の作品「キリクと魔女」も大変美しいアニメ映画でしたが、こちらも本当に色彩が美しい。アラブの風俗や、市場の色とりどりの食材や、チュニジアンブルーの扉や、精密なモザイク模様の屋内装飾や……。
話の筋は「キリクと魔女」同様、おとぎ話の構造論そのままの「捕らわれの姫を、さまざまな妨害を乗り越えて救い出す」話なんですが、このアニメの出色は、ヒーローが白人とアラブ系との二人だということ。
白人の主人公がアラブ系(北アフリカ)の街に無一文でたどり着いて受ける謂れない差別や、初めは主人公に反目していた幼馴染のアラブ系・アスマールが最後には打ち解けて協力し合って試練を乗り越えるという筋立ては今日的なテーマが盛り込まれているし、一人しかいないお姫様(ジンの妖精)を前に、どちらがお姫様を得る立場にあるかで悶着が起きたり、その意外な解決法もオチとしてふさわしい。

が。
そんなことで延々揉めたりあんなある意味反則な手段にするなら、
(以下腐女子向け)





いっそアズール×アスマール(リバ可)でいいじゃん!と思った腐女子はわたし一人ではないはずだ(苦笑)。

いえ、ホントは片方がジンの妖精を取り、もう片方は冒険の手助けをする知恵者の姫をとることを期待していたのですが、冷静に考えると(以下ネタバレ)









ペ■フィリアになっちゃうからダメか(大汗)。

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