ケストナーが第二次大戦中ナチスによって発禁処分にされていたころ書いた、「大人のためのユーモア小説」3作のうちの1作。
他の2作は学生のころに読んで大のお気に入りだったのに、この作品だけは手つかずだったのはなぜだろう……。
というわけで、新装刊となっていたので買って読みました。

最後まで正体の明かされない謎の人物が魅力的。
ただ、悪役があまりにお間抜けなのがちょっとアンバランスかなぁ。
でもどたばた喜劇で楽しく可愛い1冊でした。

ISBN:4488508014 文庫 エーリヒ・ケストナー 東京創元社 2000/00 ¥630

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索