蜘蛛の巣
2007年2月6日 読書記録第3紀(06.07〜)
上下巻読了。
いやこの主人公がスーパーウーマンで、しかも該博な法の知識でもって無知な人々を切って倒す切って倒す……。
正直最初は感情移入できなくて困りました。
が。
ようするにツンデレなので、後半になってくると俄然おもしろくなってきて、最後はエンドレスで読み通してしまいました。
謎解き自体がおもしろいというわけでなく、古代アイルランドの描写とか、まさしく蜘蛛の巣のようにあちこちで起こる事件が最後にひとつの絵となって現れる様子とか、その辺が楽しいです。
そうそう。
古代アイルランドと聞いて、ドルイドとか邪教とか魔法とかプリミティブな世界とかを予想しておりましたが、基本的にブレホン法という法体系に乗っ取った理性的な社会なので、そこに抵抗があって手に取るのが遅れました。反省。
ISBN:4488218075 文庫 ピーター・トレメイン 東京創元社 ¥882
緑豊かなアラグリンの谷を支配する、氏族の族長エベルが殺された。現場には血まみれの刃物を握りしめた若者。犯人は彼に間違いないはずだった。だが、都から派遣されてきた裁判官フィデルマは、納得出来ないものを感じていた。七世紀のアイルランドを舞台に、マンスター王の妹で、裁判官・弁護士でもある美貌の修道女フィデルマが、事件の糸を解きほぐす。ケルト・ミステリ第一弾。
いやこの主人公がスーパーウーマンで、しかも該博な法の知識でもって無知な人々を切って倒す切って倒す……。
正直最初は感情移入できなくて困りました。
が。
ようするにツンデレなので、後半になってくると俄然おもしろくなってきて、最後はエンドレスで読み通してしまいました。
謎解き自体がおもしろいというわけでなく、古代アイルランドの描写とか、まさしく蜘蛛の巣のようにあちこちで起こる事件が最後にひとつの絵となって現れる様子とか、その辺が楽しいです。
そうそう。
古代アイルランドと聞いて、ドルイドとか邪教とか魔法とかプリミティブな世界とかを予想しておりましたが、基本的にブレホン法という法体系に乗っ取った理性的な社会なので、そこに抵抗があって手に取るのが遅れました。反省。
ISBN:4488218075 文庫 ピーター・トレメイン 東京創元社 ¥882
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