アスペルガー症候群のために平穏な日常生活を送ることができないドナルド(ジョシュ・ハートネット)は、同じ障害を持つ仲間たちが集まる集会でイザベル(ラダ・ミッチェル)と出会う。率直で感性豊かな彼女も同じ悩みを抱えており、2人は恋に落ちる。しかし、相手を愛する気持ちとは裏腹に、互いを傷つけ合ってしまい……。


見る前は、脳の機能障害を深刻に扱った作品かと思い、心構えをして出かけたのだけれど、実際はちょっと個性の強すぎて世間と折り合えない人たちの可愛い恋愛話でした。
こういう人、普通に周りにいるでしょ? それが、ちょっと極端になっただけで、普通に登場人物達に感情移入できました。
それは、主演の二人の演技力によるのかもしれないし、二人の障害が、まだ感情移入できそうな程度だったからかもしれませんが。
あ、でもこの話って実話だそうで。原作本もあります。(まだ映画の方で検索できなかったので、原作本を引っ張っておきます。)
ただ、アスペルガー症候群含む自閉症の登場人物たちは、人間関係がうまく取り結べないので常に他者に対して警戒して身構えていて(たとえば、いつもちょっと肩を竦めてたり、とくに緊張していると顔を背けたり、逆にハイになって饒舌になったり)、なんだか哀しくなりました。常に緊張を強いられていたら辛いだろうな……。
重い話かとおもって誰も誘わずに一人で試写会に行ったのですが、見終わった後はシアワセ気分になりました。こんなならだれか誘えばよかったな〜。

いやでも、ジョシュ・ハートネット意外とよかったよ。

ISBN:4140811684 単行本 八坂 ありさ 日本放送出版協会 ¥1,995

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