予告どおり、連休中日の朝イチの回から映画2本立てしてきました。
驚いたのは、そんな日の朝イチから映画見る人なんて少ないだろうと思っていたら、意外と8割がた席が埋まっていたこと。そして、2本目との間の休憩時間にトイレの列が外まで並び、そのときにチラッと見たら入場待ちの列が出来てて「立ち見になります」とアナウンスされていたこと。さらに、2本目も見終わって外に出ると、3回目の上映のための入場を待つ人の列がずらーっと並んでいて、映画館出口横の地下鉄入り口から階段を下りて下まで列が続いていたこと……。
びっくりしました。他にやるべきあれやこれやをうっちゃって朝イチに来てよかった〜。

性同一性障害と親子の絆をテーマに、ロードムービー風に描いた異色の傑作。ブリーは男性だが、肉体に違和感を覚え、女性になるための手術を控えていた。そんな彼の元に、逮捕された息子を引き取りに来てくれと連絡が入る。じつは、かつてブリーは結婚しており、そのときにトビーという息子ができていたのだ。ブリーは、教会の職員(もちろ…


さて、映画の感想ですが。
脚本がよく出来ていたなぁ。ロードムービーって、いかに旅に出る理由に説得力を持たせるかが重要で、しかも出来るだけ早く旅を始めなければならないと思うので、その辺はテンポよく進んでよかったです。
そこから先は、性同一性障害の父親と息子との旅を丁寧に描いていて、息子がだんだん父親(とは知らず)に心を開いていく様子に共感が持て、なので最後の直前の彼が家を飛び出していくところはすごい辛かった……。あれはどう考えてもいたたまれないだろう、息子。
なので最後に和解するところは、もう一声理由付けに説得力が欲しかった気もするけれど、そうすると理屈っぽくなりすぎって気もするし。
父親役のフェリシティ・ホフマンは、女性が演じていると知っていて見てしまったのと、「キンキー・ブーツ」のローラと比べるとやっぱり女性と見えてしまったけれど、でも男だと思い込もうとすれば難しくはなかったのですごいと思う。
息子役の彼は、公開時ジェームス・ディーンだかリヴァー・フェニックスだかの再来と言われていましたが、確かに美しくてナイーヴな青年でした。きれいな裸体がいっぱい出てきて眼福々々(笑)。

DVD 松竹 2007/01/27 ¥3,990

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