エリス・ピーターズ、リンゼイ・デイヴィスと並ぶイギリスの歴史ミステリ作家だそうだ。
14世紀ロンドンで、検死官とその書記をしている托鉢修道士が連続殺人の謎を解く話。
ロンドンの町並みの不潔さは非常に伝わってくるのだけれど(笑)、それ以外の時代感覚は、前述の二人に比べると弱いかなぁ。
主人公二人のキャラ立ち(笑)にしても、いい線突いてるのにあと一歩踏み込みが足りないっていうか。一番キャラ立ちしてるのは幼い国王かも。この国王がこの先どうやって叔父である摂政から実権を奪っていくのか(その経過で、主人公sがどう絡んでくるのか)の方が気になって、シリーズの先を読みたくなります。

ISBN:4488219020 文庫 ポール・ドハティ 東京創元社 ¥840

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