帝王と道化〈力の言葉4〉
2006年6月30日 読書記録第2紀(05.08〜)
10年以上前に、図書館で借りたこのシリーズ。
最終巻だけは待ちきれなくて、新刊を買ってしまい、その後古本屋で1・2巻を見つけたものの、3巻は未だに入手していません。
しばらく前に再読を始めて、同時に3巻を探し始めたんだけれど、ネット・オークションにもなかなか3巻だけってのは出てこなくて、業を煮やして3巻をすっ飛ばして最終巻を再読しました。
古代ローマを模した架空の世界で、魔法の力を授ける「力の言葉」。ひとつを知れば天才、2つを知れば達人、3つを知れば魔術師で、4つを知ると魔法使いになる。ただし、他人と言葉を分かち合えば言葉の力は半減し、分かち合っている誰かが死ねば、力はまた戻る。
そんなルールがRPG感覚と言えなくもないけど、この主人公は自ら言葉を求めるのではない。
それと、今で言う人種のように、エルフやドゥワーフ、ジンと呼ばれる、見た目と性格がかなり異なる人々がそれぞれの勢力圏を保って暮らしているのは、古代ローマとその属州との関係になぞらえられるかも知れない。その各国や、中心にある大国インプの王宮での陰謀やらなにやら、大勢出てくる人たちの思惑が絡み合って、一気に読ませます。
しかも、最後のオチが! そう来るか!!
再読でもやっぱりワクワク読み通しました。
ISBN:4150201900 文庫 デイヴ・ダンカン 早川書房 1994/02 ¥652
最終巻だけは待ちきれなくて、新刊を買ってしまい、その後古本屋で1・2巻を見つけたものの、3巻は未だに入手していません。
しばらく前に再読を始めて、同時に3巻を探し始めたんだけれど、ネット・オークションにもなかなか3巻だけってのは出てこなくて、業を煮やして3巻をすっ飛ばして最終巻を再読しました。
古代ローマを模した架空の世界で、魔法の力を授ける「力の言葉」。ひとつを知れば天才、2つを知れば達人、3つを知れば魔術師で、4つを知ると魔法使いになる。ただし、他人と言葉を分かち合えば言葉の力は半減し、分かち合っている誰かが死ねば、力はまた戻る。
そんなルールがRPG感覚と言えなくもないけど、この主人公は自ら言葉を求めるのではない。
それと、今で言う人種のように、エルフやドゥワーフ、ジンと呼ばれる、見た目と性格がかなり異なる人々がそれぞれの勢力圏を保って暮らしているのは、古代ローマとその属州との関係になぞらえられるかも知れない。その各国や、中心にある大国インプの王宮での陰謀やらなにやら、大勢出てくる人たちの思惑が絡み合って、一気に読ませます。
しかも、最後のオチが! そう来るか!!
再読でもやっぱりワクワク読み通しました。
ISBN:4150201900 文庫 デイヴ・ダンカン 早川書房 1994/02 ¥652
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