何の映画を観たときだったか、この映画の予告編を見た覚えがある。
主人公の、あがけば足掻くほど泥沼にはまっていって最後は決してハッピーエンドじゃないんだろうなぁと予感させる雰囲気が、ちょうど心の弱っていたころには辛そうで、いろんなところから「いい」って話を聞いて、二番館での上映期間もチェックしたりしていたのに、結局見に行かなかった作品。
100円割引券の有効期限が切れそうだったのでレンタルDVD屋さんへ行き、ロマコメ映画を観たいと思っていたはずなのになぜかコレを手に取っていた……。
あ、でも、劇場公開中に薦めてくれたお友達のひとりは、
「恋愛映画だよ」
と言っていたのだ。

劇場公開された週末の興行収益のよさもさることながら、『バタフライ・エフェクト』は家で、後ろめたく思いながら見るのもまた楽しい作品だ。脚本兼監督のエリック・ブレス、J・マッキー・グラバーのコンビ(2人は『デッドコースター』の原案を書いている)は、場当たり的に論理が展開するルールを崩しておらず、品のないサスペンスである…


切ない・・・・(遠い目)。
たしかに恋愛映画だが。切ないよぅ。

だがしかし。
特典のなかに、別バージョンエンディングが2パターン入っていたのだけれど、どちらもハッピーエンドを予感させるものだったけれど、やっぱり余韻の点では本編が一番でした。

アイデアがいいし、1作の中にそのアイデアを上手く収めていてその手法も上手い。主人公、あれだけ上手く行かなかったら、最後のあの選択を選ぶのも観ていて納得するし。
主人公の特殊な能力も、遺伝として説明づけられているし。

いい映画だ。

DVD ジェネオン エンタテインメント 2005/10/21 ¥4,179

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