ずいぶん前に購入していたんですが、積読の山の奥にあって、うっかり忘れておりました(大汗)。
前日に、帰りに読む本を探して書店をさ迷ったときにこの本を見かけ、
「ああっこれ買って読んで帰るのにちょうどよさそうなのにウチにあるはず〜」
とクヤシイ思いをしたので、さっそく掘り返して読みました(笑)。

タイトルがキャッチーなのでそういう内容なのかと身構えていましたが、内容はかなり真面目かつやさしい「非言語(ノン・バーバル)コミュニケーション」入門書。著者は舞台の脚本やまんがの原作をやっている方だそうで、そういう「言葉+視覚」表現を担っているので特にこの「言語以外のコミュニケーション手段」について日頃から意識的であるようです。
で、実体験にもとづく非言語コミュニケーション(仕草とか、声の調子とか、表情といったものを「見た目」と総称)について語っていて、難しい行動社会学の数字が出てきたりするわけじゃないので、気軽に読めます。
取り立てて真新しい説を唱えているわけではありませんが、みんながなんとなく感じていることを「人は見た目が大事」というテーマでまとめたことが大きい功績なんじゃないかな。

先日姉と、姪の担任の先生について話していて、
「すごくいい先生なんだけど、ジャージー上下とか、ピンクのカットソーの上にオレンジのカーディガンとか、社会人としてありえない格好をしていて、それはどうかと思う」
という話を聞いた。
先生には、子どもがあこがれる大人な女性でいて欲しいそうで、それはわたしも同感。
舐めた格好をしているということは、仕事の相手(この場合は小学生)を舐めてる、と思われても仕方がないと思う。きれいな格好をしたってどうせ汚れたりするかもしれないし、人は中味で判断するべき、という教育方針かもしれないけれど、人の心映えはおのずと外見に表れるものだと思います。

ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714

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