試写会応募がほとんどシュミと化しておりますが、最近募集が多い作品に「サウンド・オブ・サンダー」なるものがありました。
またハリウッドの派手なアクションの大味映画なんでしょ?などとろくに調べもせずにスルーしておりましたが。

本日たまたまふと簡単な作品紹介を目にしたところ

レ イ・ブ ラ ッ ド ベ リ 原 作 だぁ ?!

いきなり刮目。中学・高校のころに好きだったSF作家じゃないですか!
でもタイトルに聞き覚えがないので、きっとまた日本の配給会社が芸もなく原題をそのままカナ書きしたのね、と呆れつつ、公式サイトへ行ってみたのですが。

公式サイトの中に、ブラッドベリ原作とあっても原作名が出てないのはなぜ……。

でも、ストーリー紹介などを読んでみると、思い当たる短編はあります。もうウン十年前に読んだ話ながら、ラストが衝撃で、いまも鮮やかに思い出します。
が。
そう思って予告を観ると、原作の落ちを使っている片鱗はあるものの、それ以外の部分をオリジナルですごーくすごーく引き延ばして付け加えているようですね。

なんか、一気に関心が薄れる……(涙)。

ともあれ原作を読み返そうと、ググってみたらすぐ出てきました。
「いかづちの音」というのがその短編のタイトルです。まんまなんですけどね……。
で、それが収録されていた「太陽の金の林檎」の画像を出そうとしたのですが、なんかヒットしない……?
まさか、あのSF短編集の名作がいま絶版なんですか?!
すっげーショック。
だって「太陽の金の林檎」だって、その中の「霧笛」だって、他のいろんな作品に引用されたりちょこっと使われたりパロディにされたりして、もうSFの基礎教養レベルじゃないですか〜っ!

と思ったら、なーんだ、「太陽の黄金の林檎」って表記が正しかったのね。よかった。(っていうかわたしがおっちょこちょい……)

ですが、追い打ちでショックだったのは、再読しようとうちのロフトの本の山を探したんですがこの本が見あたらなかったことです……。
表紙もすっごくきれいでお気に入りだったのに〜。ああ、いったいどこに埋もれているのかしら。

ISBN:4150411077 文庫 レイ・ブラッドベリ 早川書房 2006/02 ¥840

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