ツタヤの半額セールを機に、ブロークバック・マウンテンの予習(笑)に、アン・リー監督のゲイが出てくる映画を借りてみた。
ビデオ屋に行って、恋愛もののコーナーになく、ドラマのコーナーにもなく、もしやと思って行ったコメディの棚にあった。
が、見てみて納得。前半は結構ケラケラ笑えました。とくに中国式披露宴の派手派手しさはすごい。披露宴に呼ばれた白人の友だちの
「中国人は物静かなんじゃなかったのか?」
というボヤキはおかしすぎ。
それと、マメに新郎の世話を焼くサイモン(新郎の恋人)がいいなぁ。
二人が愛し合ってる雰囲気もステキ。BBMにも期待が持てます。
後半はしみじみ。

(以下ネタバレ)

息子がゲイだとばれた場合、普通は母親の方が先に自体を受け入れて、父親はそんな母親に言い含められ引きずられてなし崩し的に了解――みたいなのが、BLでは多いような気がしますが、この話では、母親はいつまでも息子がゲイだということを心の底では受け入れられない。
たぶん、偽装結婚と知らずに嫁ができて、嫁が孫まで妊娠してる、ってことで、母としては同じ女である嫁と、孫へのシンパシィのほうが勝ってしまったからなんじゃないかしら。
その辺の心の機微が繊細でいいなぁと思いました。


(ネタばれ以上)


ところで。
この映画のあらすじをどこかから借りてこようと、goo映画のページを見たらなんだか楽しいことが書いてありました。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10136/comment.html
台湾からアメリカに帰化した青年とアメリカ人青年のゲイカップルが、グリーンカードが欲しい上海出身の女の子と偽装結婚する騒動記。同性愛、アジア系アメリカ人の台頭、家族、グリーンカードなど、現代のニューヨークに山積する諸問題を見つめた作品。監督・製作・脚本はニューヨーク大学映画学科出身で、「推手」の女流映画作家アン・リー。(後略)


……おやぁ?(笑)

VHS ビクターエンタテインメント 1994/06/24 ¥16,800

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