アメリカの児童文学。
共感覚を持つ13歳の少女の日常や成長。
自分が人と違うことを卑下したり優越感を持ったり、親友とケンカしたり仲直りしたり、ひとつのことに夢中になって他のことがおざなりになって後から困ったことになったり。
ハリポタに引き続き思春期の揺れる女の子の気持ちを丁寧に描いているこの本を読みました。

共感覚について最初に知ったのは、菅浩江の「博物館惑星」ででした。
音に色が見えたり、文字に色や形が見えたりと、五感のいくつかが一緒に感じられる人たちの事を言うそうで、2000人に一人とも、10万人に一人とも言われている症状だそうです。
わたしはそんな感覚を持ち合わせていないのでよく分かりませんが、そういう人たちには世界はどう見えているんだろうなぁ。
絶対音感を持っている人が、冷蔵庫のモーター音のような日常の生活音まで音階で認識してしまってつらいらしいという話を聞いたことがあります。それに近いものがあるのかもしれませんね。
(この本のあとがきでも、絶対音感を持っている人には色聴者(色を見て音が聞こえる人)が多いと書かれています。)

……今日は書かなきゃならない書類があったのに、姪っ子が近所の図書館に行くというので、以前チェックして気になっていた本を借りてきてもらいましたら、思わずそのまま読み始めちゃいました。イカンイカン。これから書かなきゃ。

ISBN:432307039X 単行本 ウェンディ・マス 金の星社 2004/12 ¥1,365

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