書影はコミックスですが、買ったのは文庫です。
以前、雑誌に載っていたのをぼちぼち読んでいましたが、ようやく文庫にまとまったとのこと。ちょうど修道士カドフェル月間絶賛開催中なので、こちらも読んでみました。

15世紀ヨーロッパ。元ナバーラ王家ゆかりの凄腕の剣士が、流血に倦んで修道士になった、という設定。俗世に通じているのと同時に、頭にある罰当たりなあざが露になるためトンスラにすることを禁じられている、異色の修道士の物語。

やっぱり青池保子っておもしろいよなぁ。
雑誌掲載していたころにはよくわからなかった、修道院生活のあれこれや、去年スペインに行くときに読んだ「図説スペインの歴史」のおかげでナバーラ王国などスペインのこともなんとなくピンときて、さらに面白かったです。

ISBN:4592131541 単行本 青池 保子 白泉社 1992/12 ¥790

最近立て続けにまんがを読んでいるのは、実は現在カドフェル月間を一時休止して、「Brokeback Mountain」の原書にチャレンジしているからです。
(他の小説に手を出す気にはならないけれど、さくっと読み終えられるまんがには手が出てしまう。)
それにしても、カウボーイ訛りは難しいです……。

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