この話の主要登場人物にヒュミリス(謙虚〕とフィデリス〔忠実)という二人がいる。アルファベット表記だとイニシャルが違うからいいかも知れないけれど、日本人にはどっちがどっちやらいちいち考えないと区別できにくいとおもう……。
でも、内容は重いよなぁ。最初に読んだときには最後の種明かしで心底驚いたけれど、今回、タネを知ったうえで最初から読むと、いろいろ細かい部分でフィデリスの想いを考えるとしみじみしちゃいます。

ここまで一気に読んだけれど、そろそろ先日アマゾった本にも手を出したいと思う一方で、このままシリーズ全巻読破してしまいたい気もするし。
そして、このシリーズを再読読了した暁には、そのまま同じ12世紀イギリスの教会関係大河ロマン「大聖堂」(ケン・フォレット、新潮文庫全3冊)を再読したいし、それが終わったらそのままフランス生まれの大河ラブロマンス「アンジェリク」(ゴロン夫妻、講談社文庫全27冊)も再読したい……。
あああ、世の中の面白い本のどれだけを死ぬまでに読めるんだろう?

ISBN:4334761453 文庫 大出 健 光文社 2004/09/10 ¥620

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