このシリーズの魅力のひとつは、各巻にかならずある若い恋人たちのロマンスなんですが、今回はとくにすごい。ウェールズ人の捕虜と、イングランド人の執行長官の娘が、ひと目見交わしただけで恋に落ちちゃう! あまりにベタで「うわー」とか思いながらもドキドキしてしまいました。ビバ、ロマンス!!
でも、そのウェールズ人捕虜と幼なじみでべったりくっついている仲好しの従兄との関係も、一歩間違えれば……って感じでちょっとドキドキ(笑)。

ところで、わたしの愛するヒュー・ベリンガーの一人称が、訳者によって「わし」だったり「ぼく」だったりするのにようやく気づきました(大汗)。
確かにヒューは州執行副長官という偉い立場ですが、60歳のカドフェルと親友同士とは言え、まだ20代半ばの若者なんですからやっぱり「ぼく」のほうが違和感ないなぁ……。

ISBN:4334761410 文庫 エリス・ピータース著、岡本浜江=訳 光文社 2004/05/13 ¥580

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索