おとうさんがいっぱい
2005年10月22日 読書記録第2紀(05.08〜)
これも、ネットをふらふらしていて見つけた本。
小学校中学年向けの短編集ですが、不条理ものでハッキリ言ってコワイ(涙)。最後に救いがないエンドレス話ばっかりで、泣きたくなります。
例えば、表題作は、突然全国的に「おとうさん」が増殖する話。見分けがつかないお父さんが、1軒に3人とか5人とか増えちゃって、政府が、子どもにお父さんを一人選ばせて、後は「国のどこかでまとめて管理」というかまぁ「処分」しちゃう、という話。これの落ちはわりとよくあるパターンだったけど、「おとうさん」増殖現象に対する世間の反応とかが妙に生々しくってよかった。
子どもの頃ってこういう不条理ものが好きだったよなぁ。ぜったい、こんな妙ちきりんなこと考えていたって。
わたしはたしか、「知らないうちに突然お父さんやお母さんが5センチくらいに小さくなっちゃって、暗い部屋に入った途端に踏みつぶしちゃったらどうしよう」と思うと怖くて、部屋にはいるときには必ず先に部屋の明かりをつけるようにしていた時期があった。
今じゃ恥ずかしくて、リアル友だちには話せないけど。(ここを読んでるリアル友だちはいるけどね)
ISBN:4652005148 フォア文庫 三田村信行 理論社 2003/02 ¥1,260(書影は単行本版)
小学校中学年向けの短編集ですが、不条理ものでハッキリ言ってコワイ(涙)。最後に救いがないエンドレス話ばっかりで、泣きたくなります。
例えば、表題作は、突然全国的に「おとうさん」が増殖する話。見分けがつかないお父さんが、1軒に3人とか5人とか増えちゃって、政府が、子どもにお父さんを一人選ばせて、後は「国のどこかでまとめて管理」というかまぁ「処分」しちゃう、という話。これの落ちはわりとよくあるパターンだったけど、「おとうさん」増殖現象に対する世間の反応とかが妙に生々しくってよかった。
子どもの頃ってこういう不条理ものが好きだったよなぁ。ぜったい、こんな妙ちきりんなこと考えていたって。
わたしはたしか、「知らないうちに突然お父さんやお母さんが5センチくらいに小さくなっちゃって、暗い部屋に入った途端に踏みつぶしちゃったらどうしよう」と思うと怖くて、部屋にはいるときには必ず先に部屋の明かりをつけるようにしていた時期があった。
今じゃ恥ずかしくて、リアル友だちには話せないけど。(ここを読んでるリアル友だちはいるけどね)
ISBN:4652005148 フォア文庫 三田村信行 理論社 2003/02 ¥1,260(書影は単行本版)
コメント