ブラザーズ・グリム
2005年10月12日 映画鑑賞記録(04.03〜)童話の原作者として知られるグリム兄弟を主人公にしたファンタジー。19世紀初め、フランスが占領するドイツで、悪魔ばらいと称して詐欺をはたらく兄弟が、呪われた森に住む本物の魔女と闘うことになる。テリー・ギリアム監督の演出により、兄弟を演じるマット・デイモンとヒース・レジャーが、これまでの作品とは違った新たな魅力を放つ一…
試写会にて観賞。
実はこの監督の映画は初めて見たので、どういう心構えで臨めばいいのか分からないままに鑑賞。
グリム童話のいろんな話のイメージをこれでもかとつぎ込んで、伝説と理知の価値観が入れ替わろうとしている世界観をうまく描いていたと思う。で、伝説=ドイツの深い森 であり、 理知=ナポレオンが革命を起こしたフランス軍 という図式で観客にも分かりやすく提示している。
森の中の赤ずきんちゃんや、狼男の造型、高い塔の上にいるお姫様とか、石棺に納められる12人の美しい少女たちのイメージがうつくしくも不安をかき立てて、もう一声、グリム童話の不条理感が出るとなんかすごくよかったような気がするんだけれど、そこはハリウッド映画なのでアクションにつぐアクションで、強引に悪者を退治して大団円。
ま、それはいいとして。
予告やポスターでは窺い知れませんが、グリム兄弟はどちらもヘタレで、特に弟(ヒース・レジャー)のダメダメさ加減は(メガネと相まって/笑)とってもキュート。その2人にオットコ前な女性(モニカ・ベルッチに非ず)が絡んでくる、という話です。腐女子的に、最後の最後で思わずこぶしを握り締めて「行け! 行くんだっ!!」と心の中で叫びたくなりますので、お仲間な方々はぜひ楽しみにしていただきたく。
あ〜、それにしてもヒース可愛い……。
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