氷菓

2005年7月29日 読書記録(04.02〜)
机の脇に積み上げてある「これから読む本」から抜き出した1冊。
こういう「日常の謎」的ミステリは好きだなぁ。歴史のある学校の歴史ある(けれど廃部寸前の)古典部の、過去に起こった歴史を、先輩がいなくなって新入部員4人で解き明かすのですが、前の方にあった、直接関係ないような描写が後に伏線として生きてくるところなんて、痛快・爽快です。
実は、帰りの電車で最寄り駅を降りるところで、ようやく全ての真相を知っている人のところに行き着いて、語り始めるところだったので、いても立ってもいられずに、降りたホームでベンチに座って最後まで読み通しました(苦笑)。家に帰り着くまで我慢できなかったんですもの〜。
キャラクタが、「謎を解くための造型」内に留まっているような気がしないでもないのが残念ですが、こういうパズルっぽいミステリでは、キャラが生々しすぎるとよろしくないのかも知れません。

ISBN:4044271011 文庫 米澤 穂信 角川書店 2001/10 ¥480

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索