アレキサンダー
2005年2月11日 映画鑑賞記録(04.03〜)コリン・ファレル主演、オリバー・ストーン監督の(いろんな意味で)話題作を見てきました。
感想は……微妙?
監督がアレクサンダー大好きなのはわかった。それでアレクサンダーのことならなんでもかんでも詰め込みたかったのもわかった。さらには壮大な戦闘シーンも嬉々としてあっちで血を噴出させ、こっちで肉を飛ばさせたのもわかった。
でも、それ故に一貫したテーマが分かりづらく、それぞれの場面はスペクタクルで面白かったのですが、それで3時間持ちこたえるのは、アレクサンダーのことはよく知らない者にはちょっと辛かったです。
いろいろ、絞り込んだら面白いテーマはいくつも盛り込まれていたと思うんですよね〜。
(1)アレクサンダーの突然の死の原因に迫る(市民ケーンっぽく)
(2)アレクサンダーの東征の原動力。(=両親との確執)
(3)ヘファイスティオンとの篤い信義と、パゴアス・ロクサネらとの関係
それぞれで1本ずつ映画を作れそうなテーマだと思うんですが、さすがにアレクサンダーで3本映画を作るわけにはいかないでしょうし。
もちろん、両親との確執によって東征に固執し、それ故に古参の側近たちに見放されて死に至ったのでしょうし、それを唯一留めていたのはフェファイスティオンの存在だった、という一連のストーリーではあるんですが、やはりとっちらかっている印象は免れないです。
歴史的事実を淡々と綴って面白くすることもできなくはないでしょうけれど。正直、東征の最中はヒンドゥークシ山脈あたりで「もう帰ろうよ〜」と兵士たちに感情移入してしまいました(笑)。
オタク的眼目だった大王とヘファとの関係も、あれだけ信頼し愛し合う必然的なエピソードがなく、最初っから最後までヘファが盲従しているようでいまいち萌えはなく。
いえ、もちろん監督はそんなものを描こうと意図してはいなかったでしょうが。
感想は……微妙?
監督がアレクサンダー大好きなのはわかった。それでアレクサンダーのことならなんでもかんでも詰め込みたかったのもわかった。さらには壮大な戦闘シーンも嬉々としてあっちで血を噴出させ、こっちで肉を飛ばさせたのもわかった。
でも、それ故に一貫したテーマが分かりづらく、それぞれの場面はスペクタクルで面白かったのですが、それで3時間持ちこたえるのは、アレクサンダーのことはよく知らない者にはちょっと辛かったです。
いろいろ、絞り込んだら面白いテーマはいくつも盛り込まれていたと思うんですよね〜。
(1)アレクサンダーの突然の死の原因に迫る(市民ケーンっぽく)
(2)アレクサンダーの東征の原動力。(=両親との確執)
(3)ヘファイスティオンとの篤い信義と、パゴアス・ロクサネらとの関係
それぞれで1本ずつ映画を作れそうなテーマだと思うんですが、さすがにアレクサンダーで3本映画を作るわけにはいかないでしょうし。
もちろん、両親との確執によって東征に固執し、それ故に古参の側近たちに見放されて死に至ったのでしょうし、それを唯一留めていたのはフェファイスティオンの存在だった、という一連のストーリーではあるんですが、やはりとっちらかっている印象は免れないです。
歴史的事実を淡々と綴って面白くすることもできなくはないでしょうけれど。正直、東征の最中はヒンドゥークシ山脈あたりで「もう帰ろうよ〜」と兵士たちに感情移入してしまいました(笑)。
オタク的眼目だった大王とヘファとの関係も、あれだけ信頼し愛し合う必然的なエピソードがなく、最初っから最後までヘファが盲従しているようでいまいち萌えはなく。
いえ、もちろん監督はそんなものを描こうと意図してはいなかったでしょうが。
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